八丈島・硫黄沼

八丈島・硫黄沼

東京都八丈町樫立、唐滝川に懸かる唐滝への遊歩道(登山道)途中に位置する秘沼が、硫黄沼。硫黄コロイドが溶け込んでいるため、コバルトブルーの神秘的な雰囲気を醸し出しています。室町時代にため池として築かれたとされていますが、硫黄が発見されたのが江戸時代のことで、沼名は近世以降の命名ということに。

唐滝への遊歩道途中で、硫黄沼に寄り道

硫黄沼だけを目的とする人はまずいませんが、登山口は唐滝と同じで、登山道を1時間ほどで到達します(唐滝へはさらに30分)。
石柱となった道標が道の分岐点に置かれて、途中までは「←樫立|唐滝・硫黄沼→」ですが、「←樫立|唐滝→」となる最初の石柱が分岐点です。
石柱をよく見ると、横の部分に「硫黄沼→」と表示があるので、この石柱をお見逃しなく。
この分岐から、急坂を沼へと下ります(道からも左下に沼がチラリと目に入ります)。

八丈島を周回する東京都道215号(八丈循環線)沿いの富次郎商店バス停が登山口。
レンタカーなどの場合は、一つ橋で唐滝川を渡った先に駐車スペースがあります。
唐滝遊歩道と称していますが、砂防堰堤を乗り越える場所もあり、登山道だと考えたほうがいいでしょう。
日清戦争時に唐滝の坑道から硫黄を採掘した歴史があり、その際に、硫黄搬出に使われた道なので、石畳風に整備され、基本はファミリーでも大丈夫な遊歩道です。

硫黄沼の上流側には硫黄滝と通称される小滝も懸かっているのでお見逃しなく。

八丈島・硫黄沼
名称 八丈島・硫黄沼/はちじょうじま・いおうぬま
所在地 東京都八丈町末吉
関連HP 八丈島観光協会公式ホームページ
ドライブで 八重根港から約7km、底土港から約10km、八丈島空港から約8km、駐車場から徒歩1時間
駐車場 唐滝駐車場
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
八丈島・唐滝

八丈島・唐滝

東京都八丈町樫立、八丈島の三原山から流れ落ちる唐滝川に懸かる滝が、唐滝。八丈島には西山(八丈島)、東山(三原山)という新旧ふたつの火山体がありますが、三原山の山頂南側の平坦部は、カルデラで、そのカルデラから流れ落ちる唐滝川に懸かるのが唐滝で

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ