葛籠尾崎湖底遺跡資料館

葛籠尾崎湖底遺跡資料館

滋賀県長浜市湖北町、奥琵琶湖に突き出す葛籠尾崎(つづらおざき)の先端から10m〜700m、水深10m~70mの湖底にある葛籠尾崎湖底遺跡を紹介するミュージアムが葛籠尾崎湖底遺跡資料館。地元の尾上自治会の運営。館内では奥琵琶湖の湖底から発見された縄文・弥生時代の土器を展示しています。

琵琶湖の湖底から発見された縄文土器を展示

大正13年、尾上の漁師・喜助のイサザ漁(イサザ=ハゼの一種)の底引き網に縄文・弥生土器各2個、土器師2個が引っかかったことから、琵琶湖の湖底に眠る遺跡が発見され、琵琶湖の湖底遺跡研究のきっかけになった遺跡です。

葛籠尾崎湖底遺跡資料館の館内には湖底から発掘された縄文時代、弥生時代、古墳時代の土器、縄文後期~晩期の地層から発掘された丸木舟、葛籠尾崎湖底遺跡付近の湖底模型などを展示。

遺跡の成因については、湖岸遺跡からの遺物流出説、地形変動による遺跡の沈下説、沈没船の積み荷説、北陸への玄関口となる塩津浜へ往来する船が、安全を祈願して奉納したとする説など様々な説があり定かでありません。

現在遺物は、200点以上発見されていますが、いずれもほとんど破損しておらず、時代的には縄文時代早期から平安時代後期にかけて8000年以上の長期に渡るもので、長い間同じ位置にあったことを裏付ける湖水の鉄分が付着しています。

地元尾上出身の考古学者で元京都教育大学学長・小江慶雄(おおえよしお)博士の研究では、岬南端の湖岸にあった遺跡が波による浸食などにより流出したのではないか(湖岸遺跡流出説)と推測されています。

琵琶湖の湖底遺跡は、大津市粟津湖底遺跡(世界で最大の淡水貝塚という粟津貝塚)など発見されているものだけで100を数えますが、葛籠尾崎湖底遺跡からは遺構の存在などは確認されていません。
三ツ矢千軒遺跡(高島市)、尚江千軒遺跡(米原市)、下坂浜千軒遺跡(長浜市)は、近年の調査で寛文2年(1662年)、正中2年(1325年)、天正13年(1586年)の大地震による地すべりで湖中に沈んだことが判明し、大地震によって琵琶湖に沈んだという伝承を裏付けています。

葛籠尾崎湖底遺跡を湖上から眺めるには尾上港から北びわこ湖上タクシーを利用(漁船に座席を取り付けた船で、就航エリアは奥琵琶湖一帯/予約制)。

なお、葛籠尾崎湖底遺跡資料館は、電話予約で開館するシステムです。

葛籠尾崎湖底遺跡資料館
名称 葛籠尾崎湖底遺跡資料館/つづらおざきこていいせきしりょうかん
所在地 滋賀県長浜市湖北町尾上153-2
関連HP 長浜観光協会公式ホームページ
ドライブで 北陸自動車道小谷城スマートICから約7.8km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 葛籠尾崎湖底遺跡資料館 TEL:0749-79-0407
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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