鳥居というと神社を連想し、神社の入口に立つものと思われがちですが、日本三大鳥居(日本三鳥居)に数えられる吉野山金峯山寺・銅の鳥居(かねのとりい)、四天王寺・石の鳥居、安芸の宮島・朱丹の大鳥居は、すべて神仏習合時代のもの。金峯山寺、四天王寺は今も「寺の鳥居」として現存しています。
金峯山寺・銅の鳥居
所在地:奈良県吉野町吉野山
建立年:康正元年(1455年)頃
材質:銅鳥居
役割:大峯修験道に入る第一門で「発心門」
文化財:国の重要文化財/金峯山寺は世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産
厳島神社・大鳥居
所在地:広島県廿日市市宮島町
建立年:明治8年(現存するのは8代目)
材質:木鳥居(楠造り)
役割:神域への海側から玄関口
文化財:国の重要文化財/世界文化遺産「厳島神社」の構成資産
四天王寺・石の鳥居
所在地:大阪府大阪市天王寺区四天王寺
建立年:永仁2年(1294年)
材質:石鳥居
役割:現世から西方極楽浄土に通じる救いの門
文化財:国の重要文化財
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