2025年9月20日(土)〜9月21日(日)、富山県高岡市福岡町で『福岡町つくりもんまつり』。300余年の歴史を持ち、全国に誇る奇祭として知られる名物行事。五穀豊穣を感謝し、「地蔵まつり」(地蔵盆=旧暦7月24日)に供えられる収穫物が、秋の収穫を祝う9月に転じ、長い歳月を経てお供えが「つくりもん」へと姿を変えたのが始まり。
菅笠をかぶった地蔵様は福岡町のシンボル
カボチャ、ナスなど季節の野菜や果物、草花を主材とし地元の風物や時節の話題をテーマにした芸術的な細工が多数展示される。併せて、つくりもんミニチュアコンテスト、写真コンテスト、獅子舞競演会など多彩なイベントも開催。その年の話題や行事をテーマに素朴でユニークな作品が見もの。
菅笠は福岡町の特産で、扇状地である砺波平野の末端部の福岡町は、殿様清水に代表される湧水の里。
小矢部川の氾濫原は、江戸時代以降の開拓で沼地と農地とに分けられましたが、沼地で生育する菅を材料に菅笠が生産されてきました。
菅笠をかぶった地蔵様はまさに福岡町のシンボルなのです。
『福岡町つくりもんまつり』は、2006年にはサントリー地域文化賞を受賞。
「まつり当日は、福岡町内の各家々も『つくりもん作品』の展示場となっています。その際、つくりもんの作品を見て回るだけでなく、大変貴重な『戸構え』を残す、古い町家が建ち並ぶ町並みを見てまわることができます」(福岡総合行政センター産業建設課)。
「北陸新幹線開業に伴い、とくに首都圏からのアクセスがよくなっております。多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております」(福岡町つくりもんまつり実行委員会)。
当日は会場周辺への車の乗り入れはできないため、臨時無料駐車場(高岡市福岡総合行政センター、Uホール駐車場、タピス、小矢部川河川敷)を利用。小矢部川河川敷から無料シャトルバスを運行。

福岡町つくりもんまつり|高岡市|2025 | |
開催日 | 2025年9月20日(土)〜9月21日(日) |
所在地 | 富山県高岡市福岡町 |
場所 | あいの風とやま鉄道福岡駅前広場(メイン会場)、福岡町中心市街地一円 |
関連HP | 福岡町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | あいの風とやま鉄道線福岡駅から徒歩すぐ |
ドライブで | 能越自動車道福岡ICから約3km。または、高岡ICから約5km |
駐車場 | 小矢部川河川敷(会場までの臨時の無料シャトルバス運行) |
問い合わせ | 福岡町観光協会 TEL:0766-64-0009 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |