箕浦家武家門

鳥取市内(鳥取城下)に現存する唯一の武家屋敷門。東町の堀端にあった禄高2000石の鳥取藩士・箕浦家の表門です。明治22年に屋敷に因幡高等小学校女子部が設置され、大正4年に久松尋常高等小学校となった際にも門として活用されています。主屋などの建物は破却されましたが長屋門のみ現存!

現在では鳥取県立図書館の通用門

昭和6年、久松尋常高等小学校の校舎改築に伴って、取り壊されようとしていたところ、民芸運動の指導者・柳宗悦が、「全国十指に入る武家門である」と絶賛したことで、保存の機運が盛り上がりました。

昭和11年、鳥取県師範学校の増改築にあたり、現在地に移され、現在では鳥取県庁・県立公文書館の前、鳥取県立図書館の通用門として使われています。鳥取藩の上士層(番頭の家格)の家門で、市内に現存する唯一のもの。鳥取市の文化財に指定されています。

東京国立博物館の黒門は、鳥取藩江戸上屋敷正門
丸の内大名小路(現在の丸の内3丁目)にあった鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門は、明治時代、当時の東宮御所正門として移築され、現在は東京国立博物館の構内で黒門として保存されています。国の重要文化財。鳥取藩に関わる唯一の門がこの黒門です。黒門は、土・日曜、祝日の10:00~16:00にのみ見学可能。
箕浦家武家門
名称 箕浦家武家門/みのうらけぶけもん
所在地 鳥取県鳥取市尚徳町101
電車・バスで JR鳥取駅から日ノ丸・日交バス白兎または岩井方面行きで5分、県庁日赤前下車、徒歩すぐ。土・日曜、祝日はループ麒麟獅子バスで5分、県民文化会館下車、徒歩すぐ
ドライブで 鳥取自動車道鳥取ICから約6km
駐車場 とりぎん文化会館駐車場(328台/無料)、文化会館の公演などにより使用できない場合もあるので注意を。土・日曜、祝日は鳥取県庁駐車場(地上114台・地下79台/無料)も利用可能
問い合わせ 鳥取市観光案内所 TEL:0857-22-3318
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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