ヤマト王権に近く、琵琶湖の水運を利用できた滋賀県ですが、古墳数は全国28位とさほど多くはなく、近江八幡市の瓢箪山古墳(墳丘長162m)、彦根市の荒神山古墳(124m)、大津市の茶臼山古墳(122m)が、滋賀県三大古墳。琵琶湖の舟運を掌握した首長が築いた墓で、琵琶湖近くというのが共通点です。
瓢箪山古墳
所在地:滋賀県近江八幡市安土町宮津
墳丘長:162m(前方後円墳)
築造の年代:4世紀中頃(古墳時代前期)
史跡指定:国の史跡
被葬者:琵琶湖の東岸を治めた狭狭城山君(ささきやまぎみ/沙沙貴山君)の墳墓とも、ヤマト王権から派遣された王族とも
荒神山古墳
所在地:滋賀県彦根市石寺町
墳丘長:124m(前方後円墳)
築造の年代:4世紀末(古墳時代中期初頭)
史跡指定:国の史跡
被葬者:琵琶湖の舟運を掌握し、ヤマト王権と密接な関係を有した首長
茶臼山古墳
所在地:滋賀県大津市秋葉台35
墳丘長:122m(前方後円墳)
築造の年代:4世紀末から5世紀初頭(古墳時代中期)
史跡指定:国の史跡
被葬者:ヤマト王権と密接な結び付きのあった首長
彦坐王(ひこいますおう=四道将軍のひとり・丹波道主命の父)とも大友皇子一族の墓ともいわれますが、定かでありません
滋賀県三大古墳とは!? | |
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