西田酒香饅頭店

富山県高岡市旅籠町、明治14年創業の老舗の和菓子店が西田酒香饅頭店（にしださけまんじゅうてん）。平べったい酒香（さけ）まんじゅうは、皮からほのかに酒の香りが漂い風味豊か。きんつばなど手づくりの和菓子が和菓子激戦地の高岡で人気を博しています。

伝統的な製法でつくる酒まんじゅうを購入

富山県の豊かで良質な水と湿潤な風は、発酵食品の製造に最適。
酒まんじゅうをふっくらさせているのは米麹（こめこうじ）。

伝統出来な製法でつくる、おいしい酒まんじゅう（酒香まんじゅう）が生まれるには、米麹と富山県産の蒸し米を混ぜて、寝かせ（発酵させ）て酒種をつくり、酒種と小麦粉などを混ぜて生地をつくってまた寝かせという手間のかかる作業が必要となります。
温度調節、季節による変化などまさに職人技と伝統が生み出す本格的製法。

地元では包装紙を見ただけで、「あっちゃ、西田の酒香まんじゅうけ」と相手も喜ぶ酒香まんじゅう。
店が建つ旅籠町は、その名の通り旅籠（はたご）の並んだ北国街道の宿場町（芭蕉も『奥の細道』途中、高岡宿・旅籠町「葵谷屋」に1泊しています）。
そんな宿場町の歴史を背景に、昔ながらの本格的な製法で生まれる酒まんじゅう、ぜひ一度味わってもらいたい逸品です。