日本全国の海岸に灯台はなんと3000基もありますが、そのうち灯火部分に上がれる、「のぼれる灯台」参観灯台はわずかに16基。そのうち西日本には半数の8基。絵になる灯台、絶景の地に建つ灯台などもあり、訪れる価値は十分。内部は螺旋(らせん)階段なので、上りやすい格好でチャレンジを。
安乗埼灯台(あのりさき)|三重県
所在地:三重県志摩市阿児町安乗岬
初点灯:明治6年4月1日
高さ:塔高15m、平均水面上から灯火まで35m
光達距離:16.5海里(31km)
内容:リチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)の指導で初点灯(全国20番目の灯台)
現在の灯台は2代目で昭和23年築
日本の灯台50選
映画『喜びも悲しみも幾歳月』(昭和32年・木下恵介監督、佐田啓二・高峰秀子主演)の舞台(ロケ地)
文化財:国の登録有形文化財
大王埼灯台(だいおうさき)|三重県
所在地:三重県志摩市大王町波切54-1
初点灯:昭和2年10月5日
高さ:塔高22.5m、平均水面上から灯火まで45.5m
光達距離:白光が18.5海里(34km)、赤光17.5海里(32km)
内容:志摩半島の海難事故の多発した大王崎の突端に建つ白亜の灯台
日本の灯台50選に選定
大王埼灯台ミュージアム(大王埼灯台資料展示室)を併設
大王町波切は絵になる町として知られ、そのシンボルが大王埼灯台です
文化財:国の登録有形文化財
潮岬灯台(しおのみさき)|和歌山県
所在地:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬
初点灯:明治6年9月15日
高さ:塔高23m、平均水面上から灯火まで49m
光達距離:19.0海里(35km)
内容:幕末に徳川幕府がアメリカ、イギリス、フランス、オランダの4ヶ国と結んだ江戸条約(改税約書)で設置が決定した8灯台のひとつ
ブラントン設計の灯台で、明治11年、古座川町産の宇津木石を使った石造灯台に改築
Aランクの保存灯台、日本の灯台50選に選定
文化財:とくに指定なし
出雲日御碕灯台(いずもひのみさき)|島根県
所在地:島根県出雲市大社町日御碕
初点灯:明治36年4月1日
高さ:塔高43.65m、平均水面上から灯火まで63.30m
光達距離:21海里(39km)
内容:明治32年7月、浜田港と境港が開港場に指定され、外国との貿易が活発化したことを背景に、日御碕突端に日本人の設計・施工で建築。
外壁が石造、内壁がレンガという2重構造で、日本古来の築城技術と明治時代に導入された石造建築技術が融合した傑作
世界の灯台100選、Aランクの保存灯台、日本の灯台50選、近代化産業遺産にも選定
文化財:国の重要文化財
角島灯台(つのしま)|山口県
所在地:山口県下関市豊北町角島2343-2
初点灯:明治9年3月1日
高さ:塔高29.62m、平均水面上から灯火まで44.66m
光達距離:18.5海里(34km)
内容:リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計による離日前最後の灯台
灯塔は総御影石造りで、しかも無塗装
Aランクの保存灯台、日本の灯台50選、経済産業省の近代化産業遺産にも認定
文化財:国の重要文化財
都井岬灯台(といみさき)|宮崎県
所在地:宮崎県串間市大納80-2
初点灯:昭和4年12月22日
高さ:塔高15.30m、平均水面上から灯火まで256m
光達距離:23.5海里(44km)
内容:日南海岸の最南端に都井岬に建つ、九州唯一の参観灯台
周囲は御崎馬(野生馬)が遊び、ソテツが茂る別天地
日本の灯台50選
文化財:とくに指定なし
残波岬灯台(ざんぱみさき)|沖縄県
所在地:沖縄県中頭郡読谷村宇座
初点灯:昭和49年3月30日
高さ:塔高31m、平均水面上から灯火まで44m
光達距離:18.0海里(33km)
内容:沖合を通る本土と沖縄を結ぶ航路を守る重要な灯台
昭和49年まで灯台がなかったのは戦後、アメリカ軍の実弾演習場だったから
現在は残波岬公園として整備され、リゾートホテルも建っています
文化財:とくに指定なし
平安名埼灯台(へんなさき)|沖縄県
所在地:沖縄県宮古島市城辺保良
初点灯:昭和42年3月27日
高さ:塔高25m、平均水面上から灯火まで43m
光達距離:18.0海里(33km)
内容:日本政府の援助により、琉球政府が初点灯
昭和47年の沖縄本土復帰に伴い、管理業務が海上保安庁に引き継がれています
参観灯台としては日本最南端で、東側に東シナ海、西側に太平洋を眺望
日本の灯台50選
文化財:とくに指定なし
| 「のぼれる灯台」参観灯台 西日本8基 | |
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