和歌山城・茶室紅松庵(西の丸庭園)

和歌山城西の丸の紅葉渓庭園復元を記念して、和歌山市の名誉市民・松下幸之助が寄贈し、昭和49年5月に完成した茶室。茶道の心得がなくても気軽に立礼室で抹茶を楽しむことができます。もともとこの場所には茶室の遺構があり、そこに数奇屋造りの茶室を建てたもの。

松下幸之助が寄贈した和歌山城西の丸の茶室

紅松庵の名は、「紅葉渓」の「紅」と松下氏の「松」からの命名されたもの。

松下幸之助は、和歌山県海草郡和佐村千旦ノ木(現・和歌山市禰宜)の出身。
尋常小学校を4年で中退し、大阪で丁稚奉公を始めるまで、和歌山に暮らしていました。
9歳の時から大阪市南区八幡筋の宮田火鉢店、船場堺筋淡路町(現・大阪市中央区淡路町)の五代自転車で丁稚奉公をし、16歳で大阪電燈(現・関西電力)に入社しています。

和歌山市立松下体育館(和歌山市西浜)もそんな松下幸之助の寄付です。

和歌山城・茶室紅松庵(西の丸庭園)
名称和歌山城・茶室紅松庵(西の丸庭園)/わかやまじょう・ちゃしつこうしょうあん(にしのまるていえん)
所在地和歌山県和歌山市一番丁3
関連HP和歌山城公式ホームページ
電車・バスでJR和歌山駅から和歌山バス和歌山港方面行きで6分、公園前下車すぐ
ドライブで阪和自動車道和歌山ICから約5km
駐車場和歌山城不明門駐車場(70台/有料)・和歌山市中央駐車場(577台/有料)
問い合わせ和歌山城整備企画課 TEL:073-435-1044/FAX:073-426-3905
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

和歌山城

和歌山市の中心部、紀ノ川河口の虎伏山(とらふすやま・標高48.9m)に建つ平山城。もとは1585(天正13)年、有力豪族・雑賀党(さいかとう=雑賀衆)を破り紀州を平定した羽柴秀吉(翌年豊臣姓に)が、弟・秀長のために藤堂高虎(とうどうたかとら

和歌山城・紅葉渓庭園(西の丸庭園)

初代紀州藩主・徳川頼宣が和歌山城の西の丸に西の丸御殿とともに造られた日本庭園が紅葉渓庭園(西の丸庭園)で、藩主の隠居所。徳川時代以前の浅野家城主時代には庭園の一部となっている山吹谷は水堀だったとか。虎伏山山麓の起伏を生かし、二段の滝が懸かっ

 

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