和歌山県九度山町にある弘仁7年(816年)に空海によって慈尊院とともに丹生高野明神社として創建したと伝わる古社が、丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)。本殿はユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録資産になっています。本殿は国の重要文化財、境内は「高野山町石」として国の史跡になっています。
高野山町石道の登山口を守護する空海ゆかりの古社
空海は、猟師の姿に扮した狩場明神(高野御子大神)に出会い、その使いである白・黒二匹の犬が高野山へと導いたという伝承があり、空海が高野山の地主神狩場明神(高野御子大神)とその母神である丹生都比売大神を高野山の表参道入口に祀ったものと伝えられています。
空海創建で、明治の神仏分離、廃仏毀釈までは慈尊院と一体となった神仏習合の地として信仰を集めました。
廃仏毀釈で多くの堂宇を失っています。
丹生官省符神社近くにある高野山町石道の179町石は、文永6年(1269年)、鎌倉幕府第6代執権北条長時の弟、北条時茂の奉納。
丹生官省符神社 | |
名称 | 丹生官省符神社/にうかんしょうぶじんじゃ |
所在地 | 和歌山県伊都郡九度山町慈尊院835 |
関連HP | 丹生官省符神社公式ホームページ |
電車・バスで | 南海高野線九度山駅から徒歩30分。南海高野線・JR和歌山線橋本駅からタクシーで20分 |
ドライブで | 京阪奈自動車道高野口ICから約3km |
駐車場 | 8台/無料 |
問い合わせ | 丹生官省符神社 TEL:0736-54-2754/FAX:0736-54-2754 |
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