元祖!わんこそば全日本大会

わんこそば全日本大会

毎年2月11日に花巻市で行なわれるのが『元祖!わんこそば全日本大会』。2020年で62回を数える歴史ある大会ゆえに、最近ではあえて元祖!を冠しているのです。花巻市文化会館大ホールを会場に、小学生の部(小学生3人1組)10組、団体の部(3人1組)40組、個人の部20名が優勝カップを狙います。

昭和32年に始まった歴史ある大食い大会

昭和32年に『わんこそば相撲冬場所』と銘打って開催されたのが始まり。
フードファイターが競う、大食い大会としては日本の元祖といえるかもしれません。

5分間(小学生の部は3分間)のうちに何杯食べられるかを競うという、至って簡単なルール。
過去の最高記録は5分間になんと258杯!
神奈川県小田原市の井本英明さんが2016年に達成した快挙です。
大会関係者によれば多く食べるコツは「噛まずに飲みこむ」、「リズムよく食べる」、「つゆは飲まない」、「必要以上にお椀を動かさない」なんだとか。

優勝者には、賞状、カップ、花巻温泉郷宿泊券(小学生は図書券)、地場産品などがプレゼントされるほか、個人の部、団体の部の中で最高杯数を記録した個人は横綱と認定。
殊勲賞、敢闘賞、技能賞にも花巻温泉宿泊券が授与されます。

例年申込みは12月1日~翌年1月上旬まで。

現在は盛岡が良きライバルで、昭和61年からは盛岡市でも『全日本わんこそば選手権』が11月に開かれています。

わんこそばの起源は!?

ちなみにわんこそばの起源には、花巻起源説、盛岡起源説があり、定かでありません。

花巻起源説は、江戸時代の初め、陸奥盛岡藩の初代藩主・南部利直(なんぶとしなお)が江戸に向かう途中、花巻城に立ち寄った際、そばを椀に入れて上品に出したところ、大好評。

このそばを献上したのが、創業慶長2年(1597年)という「大畠家」。
明治になって、「大畠家」が殿様も味わった「わんこそば」として店で出すようになったというもの。

南部利直
南部利直

 

元祖!わんこそば全日本大会
開催日時 2月11日9:00〜
所在地 山形県花巻市若葉町3-16-22
場所 花巻市文化会館大ホール
関連HP 花巻市公式ホームページ
電車・バスで JR花巻駅から徒歩20分。または、JR花巻駅から新鉛温泉方面行バスで、文化会館前下車
ドライブで 東北自動車道花巻南ICから約1.8km。いわて花巻空港から約6.7km。
駐車場 花巻市文化会館駐車場(400台/無料)
問い合わせ 花巻青年会議所 TEL:0198-24-2025/FAX:0198-22-4619
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本三大そば

日本三大そばとは!?

農業限界地(緯度や標高の高い寒冷地)で栽培されるそば。美味しいそばは、霧が立ち込める「霧下」、火山灰土などが条件とされていますが、日本三大そばに選ばれるのは、わんこそば(岩手県)、戸隠そば(長野県)、出雲そば(島根県)です。その歴史と、特徴

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ