日光和楽踊り|日光市

日光和楽踊り

毎年8月第1金曜19:00~21:00、栃木県日光市の古河電工日光営業所で『日光和楽踊り』が行なわれます。大正2年9月、大正天皇・皇后両陛下が日光電気精銅所への行幸啓。天皇が民間企業を訪問されるのは初めてで、その大任を果たした夜、会社・所員の祝賀の席で自然発生的に歌い踊られたのが、日光和楽踊り発祥。

大正天皇の日光電気精銅所行幸で誕生

盆踊りのシーズンになると、栃木県内をはじめ関東地方でよく耳にするのが、この和楽踊りのメロディー。
大正2年9月、大正天皇・皇后両陛下が、一民間の古河電気工業日光事業所の前身である日光電気精銅所へ行幸啓をした際に創始され、今や全国の人たちに親しまれています。

会場となる古河電工日光営業所には浴衣姿の従業員や市民らが次々と詰め掛け、19:00のサイレンとともに踊りが始まります。
和楽池の中央に設けられた二基の櫓と飾られた数千個のイルミネーションが一斉に点灯すると、大きな拍手と歓声がわき起こり、笛、太鼓、鉦(かね)のお囃子が鳴り響くなか、踊りの輪を広げ、そろいの浴衣姿で休むことも知らずに踊り続けます。
次第に観光客も踊りの輪に加わり、祭りムードは最高潮に。

踊りの種類は「手踊り」「笠踊り」「石投げ踊り」の3種類があり、お囃子は従業員で組織する「舞楽部」を中心に「正調和楽踊り」の伝統を守り続けています。
「石投げ踊り」は足尾銅山より日光に伝えられ、鉱石を選り分ける「選鉱作業」の動作を表すもの。
また、「和楽の里大抽選会」も行なわれています。
抽選会に参加するには、抽選券付うちわが必要で、入手は往復はがきで事前に応募が必要。

当日は、JR日光駅・東武日光駅~清滝駐在所前に臨時バスも運転。

日光和楽踊り

ハアーエー 日光よいとこ (ハヨイヨイ) お宮と滝の中は 和楽の アレサヨー 精銅所 
ハアーエー 丹勢山(たんぜやま)から (ハヨイヨイ) 精銅所を見れば 銅積(かねつ)む電車が アレサヨー 出入りする 
ハアーエー 日光街道を (ハヨイヨイ) シャンシャン鈴音 馬子(まご)は嫁頃(よめごろ) アレサヨー 紅緒笠(べにおがさ) 
ハアーエー ひと目見せたや (ハヨイヨイ) 故郷の親に 和楽踊りの アレサヨー この姿 
ハアーエー 金(かね)のなる木は (ハヨイヨイ)ほかにはないよ 金ははたらく アレサヨー 腕になる 
ハアーエー 滝は四十八 (ハヨイヨイ)華厳(けごん)の滝は 日本八景(にほんはっけい)の アレサヨー 筆頭(ふでがしら) 
ハアーエー 和楽踊りに (ハヨイヨイ)ついうかうかと 月も傾く アレサヨー 丹勢山

古河電気工業日光事業所と『和楽踊り』

古河電気工業日光事業所は、明治39年6月16日に電気精銅と銅線製造の拡充を目的に創業を開始した古河鉱業日光電気精銅所(古河合名会社が経営)が前身。
「お宮と滝の中は 和楽の アレサヨー 精銅所」と唄われたように、精銅所は日光東照宮と華厳滝の間に位置し、その近くには大正天皇の静養のために建てられた田母沢御用邸がありました。

当時、天皇が民間企業を訪れるということはなく、古河鉱業日光電気精銅所では、日光町の散髪屋をすべて動員して工員の散髪を実施、さらに作業着のみならず下着まで新しいものを交付する念の入れようでその日を待ったのです。
大正2年9月6日に大正天皇行幸、翌9月7日には、突如の皇后行啓も実施されました。

 『和楽踊り』の「和楽」とは、当時の精銅所精神の3項目のうちのひとつ「協同和楽の精神」から。
当時、盆踊りは「風紀上好ましくない」とされていましたが、歌詞は卑俗なものを避け、風俗を乱さぬような内容でということを厳守して、当時の鈴木恒三郎所長、佐竹経理課長が尽力して誕生。

日光和楽踊り|日光市
開催日時 毎年8月第1金曜19:00~21:00
所在地 栃木県日光市清滝500
場所 古河電工日光営業所
関連HP 日光市公式ホームページ
電車・バスで JR日光駅、東武日光駅から湯元温泉行きバスで20分、清滝下車、徒歩3分
ドライブで 日光宇都宮道清滝ICからすぐ
問い合わせ 古河電工日光事務所総務課 TEL:0288-54-0501
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

プレスマンユニオン編集部

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

関連記事

よく読まれている記事

こちらもどうぞ