KDDI山口衛星通信センター

山口県山口市仁保中郷にあるKDDIの国内唯一の国際通信施設が、KDDI山口衛星通信センター。山口衛星地球局と称される日本最大の衛星通信施設で、20基のパラボラアンテナが並び、インテルサット（ Intelsat＝国際電気通信衛星機構）、インマルサット（Inmarsat＝国際海事衛星機構）と結んでいます。

直径34m、日本最大の衛星通信用パラボラアンテナも

国際電信電話（KDD）時代の昭和44年5月に、KDD山口衛星通信所として開設。
パラボラアンテナのうち、最大のものは直径34mで、これは衛星通信用パラボラアンテナとしては日本最大。
KDDIから国立天文台に譲渡された直径32mの電波望遠鏡も稼働しています。

さらにKDDI山口衛星通信所のパラボラアンテナを使って、NHKワールドTVは160の国・地域に配信し、NHKワールド JAPANは24時間英語で、ニュースや番組を放送しています（日本国内では、一部のケーブルテレビやIPTVで視聴可能）。

見学施設「KDDIパラボラ館」が併設され、一般の見学者はパノラマステーション（展望室）と「いこいの広場」から林立するパラボラアンテナ群を眺めることができます。

ちなみに、日本最大のパラボナアンテナは、探査機｢さきがけ｣、｢すいせい｣を追尾するため昭和59年に長野県佐久市に設置されたJAXA臼田宇宙空間観測所のパラボラアンテナで直径64m、2位は同じ佐久市のJAXA美笹深宇宙探査用地上局のパラボラアンテナで、54m、3位は長野県南牧村の国立天文台野辺山宇宙電波観測所のパラボラアンテナでで、直径45mです。

KDDIパラボラ館

山口県山口市二保中郷のKDDI山口衛星通信センターに併設の展示資料館が、KDDIパラボラ館。敷地には大小20基を数えるパラボラアンテナが林立し、インド洋、大西洋上の通信衛星などを中継し、世界各国との電話、テレビ、船舶や航空機との国際通信を行