須佐ホルンフェルス

須佐ホルンフェルス

山口県萩市須佐高山、日本海に突き出た岬の先端、海苔石園地から北に続く海岸が、須佐ホルンフェルス。海底に堆積した砂泥互層からなる須佐層群に、高温の火成岩体(高山はんれい岩)が貫入し、その熱で変成作用を受けて誕生した断崖で、駐車場から遊歩道を使って断崖下から見学が可能です。

高さ12mの断崖はシマシマの地層がよくわかる

萩市観光課公式チャンネル「はぎたび-hagi tabi-」 須佐ホルンフェルス

ホルンフェルス(hornfels)とは、熱による変成で生まれる接触変成岩のこと。
須佐ホルンフェルスは萩ジオパークのジオサイトのひとつにもなっていて、地層がどうやって誕生するかを砂泥互層(海底でできた泥岩と砂岩の層)が海底火山の活動による熱で変成し、ホルンフェルスが誕生したプロセスから学ぶことができます。
濃い色の帯は泥の層、薄い色の帯はかつて砂だった部分です。

須佐湾と江崎湾は、2000万年前~1500万年前に起きた日本海をつくったマグマの活動が生んだもので、背後にそびえる高山(こうやま)は堆積層を貫いて上昇したマグマの塊(斑糲岩の岩体)ということに。
熱で地層が焼かれて誕生したのがホルンフェルスという、日本海の誕生に由来するダイナミックな過程とその結果を目にすることができるのです。

駐車場から500mほどの遊歩道で到達できるほか、須佐ホルンフェルスジオガイドツアー(萩ジオパーク推進協議会に問い合わせ)、須佐湾ジオクルージング(須佐おもてなし協会)なども用意されています。

日本の地質百選にも選定されていますが、山口県では須佐ホルンフェルスと秋吉台・秋芳洞の2ヶ所のみとなっています。

須佐ホルンフェルス
須佐ホルンフェルス
海上から眺めた須佐ホルンフェルス
須佐ホルンフェルス
名称 須佐ホルンフェルス/すさほるんふぇす
所在地 山口県萩市須佐高山
関連HP 萩市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR須佐駅からタクシーで10分
ドライブで 中国自動車道鹿野ICから約65km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 須佐おもてなし協会 いかマルシェ TEL:08387-6-3380
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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