2024年8月6日(火)〜8月7日(水)、山口県山口市で『山口七夕ちょうちんまつり』が開催。大内氏11代・大内盛見(おおうちもりはる)が父・大内弘世と先祖を笹竹の高灯籠に火を灯して祀ったのが始まりといわれ、江戸時代に旧暦7月7日の七夕行事と重なり、明治時代から毎年8月7日に「七夕まつり」を開催するように。
「西の京 山口」が提灯飾りで紅く染め上がる
大内盛見が笹竹の上に高燈籠を灯した先祖供養が始まりという伝統行事。
それが町家の盆行事となり、やがて提灯へと変わっていったという歴史を刻んでいます。
現在の『山口七夕ちょうちんまつり』に改称され、8月6日〜8月7日に固定されたのは昭和54年のこと。
山口市中心部の通りは、昼は短冊が飾られ、夜は10万個にも及ぶ提灯に灯りで、赤い灯のトンネルとなります。
長竹竿1本に40個ほdふぉの紅ちょうちんをつけ、ひとつひとつ手作業で火を灯します。
ローソクが燃え燼きるまでの2時間ほどは大内文化が花開いた「西の京 山口」が燃える不夜城と化すのです。
大内文化の基礎を築いた大内弘世の治世(南北朝時代)、山口に滞在した明の使節・趙秩が詠んだ七言絶句の漢詩「山口十境詩」が支柱に書かれた「提灯山笠」、そして150個の提灯で飾られた「提灯御輿」(殿御輿2二基・姫御輿1基)の巡行、31代・大内義隆が、フランシスコ・サビエルのキリスト教布教を許し、「山口で日本初のクリスマスミサがあった」との史実に基づき800個の提灯を飾った「ちょうちんツリー」、築山・八坂神社で大内氏の霊を慰める「つながる大殿七夕ちょうちん」、ファミリーや観光客が手に下げる「ミニちょうちんツリー」、そして山口市中心商店街のアーケード内で、長竹竿1本に約40個の紅ちょうちんをつけ、ろうそくに火が灯される、全国的にも珍しい紅ちょうちんのトンネル「ちょうちん笹飾り」と様々な提灯が祭りを演出します。
山口七夕ちょうちんまつり 主な行事日程
ちょうちんツリー
8月6日・8月7日/一の坂川交通交流広場
つながる大殿七夕ちょうちん
8月6日18:15~21:30(雨天中止)/築山神社(大内氏御霊なごめ祭り)・八坂神社(山車と光の回廊)・山口ふるさと伝承総合センター(縁日)
ミニちょうちんツリー
8月6日・8月7日18:30~21:30/一の坂川交通交流広場・ほたる広場・錦川通り(錦川通りは8月7日のみ)
ちょうちん笹飾り
8月6日・8月7日18:30~21:30/中心商店街・大殿・一の坂川交通交流広場・一の坂川・県道204号(大殿は8月6日のみ)
ちょうちん山笠、ちょうちん御輿
8月7日20:00~21:00/県道204号線、早間田交差点付近
山口七夕ちょうちんまつり|山口市|2024 | |
開催日時 | 2024年8月6日(火)〜8月7日(水) |
所在地 | 山口県山口市 |
場所 | 一の坂川交通交流広場・築山神社・八坂神社・ほたる広場・錦川通り |
関連HP | 山口七夕ちょうちんまつり公式ホームページ |
電車・バスで | JR山口駅から徒歩10分 |
ドライブで | 中国自動車道山口ICから約8km |
駐車場 | 臨時駐車場開設 |
問い合わせ | 山口市ふるさとまつり実行委員会 TEL: 083-932-3456 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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