伊佐沢の久保桜

山形県長井市にある伊佐沢の久保桜は、推定樹齢1200年、東北地方最大級のエドヒガンで、国の天然記念物。樹高13.85m、根回り10.8m、幹回り8.1mの巨桜で、「置賜さくら回廊」を代表する桜のひとつになっています。長井市立伊佐沢小学校のすぐ東側にあるので迷うことなく到達可能。開花は例年4月中旬〜下旬。

東北地方最大級の桜は国の天然記念物

陸奥国では蝦夷（えみし＝本州北部から東北で独自の文化を花開かせた人々ですが、北方系民族との関連は見つかっていません／注：アイヌ民族は鎌倉時代以降の呼称です）征討を担った征夷大将軍・坂上田村麻呂（さかのうえのたむらまろ）と土地の長者の娘「お玉」との悲恋物語があり、別名「お玉桜」とも呼ばれています。
もし、伝承が史実なら、延暦15年（796年）〜延暦20年（801年）頃のこと。

あまりの巨樹ゆえに60本余の支柱が久保桜を支えていますが、樹勢が強かった江戸時代には、枝が4反（約40a）四方に広がり、「四反桜」とも呼ばれていました。
江戸時代に米沢藩主が花見に訪れ、樹下10アールの土地は明治維新まで無税地だったとか。

開花期の4月中旬～4月末にかけて『さくらまつり』が行なわれ、期間中はライトアップも実施されています。
年によってはゴールデンウィークには葉桜になっていることも。
「朝夕は冷えるので防寒に留意して観賞してください」とのこと。

伊佐沢の久保桜
名称	伊佐沢の久保桜／いさざわのくぼざくら
所在地	山形県長井市上伊佐沢蜂屋敷2021
関連HP	長井市観光ポータルサイト

電車・バスで	フラワー長井線南長井駅から徒歩45分
ドライブで	東北自動車道福島飯坂ICから約65km
駐車場	70台／無料
問い合わせ	やまがた長井観光局 TEL:0238-88-1831／FAX:0238-88-1812
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