本間氏別邸庭園(鶴舞園)

本間氏別邸庭園(鶴舞園)

山形県酒田市にある、本間美術館にある国の名勝となる庭園が本間氏別邸庭園(鶴舞園)。本間美術館は、文化10年(1813年)、酒田の豪商で、戦前は日本一の大地主といわれた本間家4代・本間光道(ほんまこうどう)が築いた別邸「清遠閣」と庭園「鶴舞園」を再生、本間家が集めた美術品を展示する施設を築き公開したもの。

秀麗な鳥海山を借景にした池泉回遊式庭園

本間氏別邸庭園(鶴舞園)

別邸「清遠閣」は、もともと庄内藩主・酒井忠器(さかいただかた)が領内巡検を行なう際の休憩施設として建てたもの。
「清遠閣」の名は、秀麗な鳥海山を望むことから来遊した酒井忠器が命名したものですが、池泉回遊式庭園の「鶴舞園」(かくぶえん)の名も、池に配した中島に鶴が舞い降りたことから、酒井忠器が名付けたものです。

別邸「清遠閣」の建設、庭園「鶴舞園」の整備は、実は、北前船の寄港がない冬期間、荷役労働者のの失業対策事業として実施されたもの。
庭園に置かれた佐渡の赤玉石、伊予の青石など諸国の銘石は、北前船がバランスをとるために積むための綿積石(わだつみいし)として運ばれたもの。
大小の灯籠は、小豆島の御影石です。

本間美術館は、本間家旧本邸とともに日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の構成資産にもなっています。

ちなみに、東北で同様に国の名勝に指定される庭園は、齋藤氏庭園(宮城県石巻市)、旧池田氏庭園(秋田県大仙市)がありますが、宮城県斎藤氏、秋田県池田氏、山形県本間氏は、農地改革以前に「東北三大地主」といわれた資産家です。

本間氏別邸庭園(鶴舞園)
本間氏別邸庭園(鶴舞園)
名称 本間氏別邸庭園(鶴舞園)/ほんましべっていていえん(かくぶえん)
所在地 山形県酒田市御成町7-7
関連HP 本間美術館公式ホームページ
電車・バスで JR酒田駅から徒歩5分
ドライブで 日本海東北自動車道酒田中央ICから約5km。山形自動車道酒田ICから約6km
駐車場 60台/無料
問い合わせ 本間美術館 TEL:0234-24-4311/FAX:0234-24-4312
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
本間美術館

本間美術館

江戸時代後期から第二次世界大戦後の農地改革まで日本一の大地主といわれた山形県酒田市の豪商、本間家。本間家に伝わる庄内藩(荘内藩)酒井家、米沢藩上杉家など東北諸藩からの拝領品(融資を受けた見返りの品)を中心に、ゆかりの品々を本間家の別邸に展示

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山形県酒田市、日本一の大地主といわれた酒田の豪商、本間家の邸宅が本間家旧本邸。本間家3代・本間光丘(ほんまみつおか)が幕府の巡見使一行を迎えるための宿舎として明和5年(1768年)に建築したもので、庄内藩主酒井家に献上した、2000石格式の

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