毎年1月3日14:00~15:00、愛知県豊川市の財賀寺(ざいかじ)本堂で『お田植祭』(おたうえまつり)が行なわれます。稲作の過程を模擬的に演じて豊作を祈る民俗芸能で、東三河各地に残る田遊びと同じ。役に扮するのは11人の男性で、太鼓の音に合わせ、古調を帯びた歌を歌いながら演じる特異な神事です。
財賀寺に中世から伝承される『お田植祭』
本堂に置いた太鼓を田に見立て、農夫が白牛(これも人が演じます)を使って田起こし、田打ち、代かきをし、祭の司が太鼓の上に種籾をまいて、願文を読み上げ、苗取り、田植をし、祭の司が白牛を酒の泉で清めて終わります。
財賀寺は、神亀元年(724年)、聖武天皇の勅願により、行基が開き、空海(弘法大師)が中興したと伝えられる高野山真言宗の古刹。
源頼朝が平家討伐を祈願し、宿願かなった際に本堂、仁王門を寄進しています。
徳川家康の庇護もあり、江戸時代には10万石の大名並みの格式を誇っていました。
仁王門、仁王像は国の重要文化財に指定されています。
豊川市では砥鹿神社(とがじんじゃ)でも1月3日に『田遊祭』が行なわれています。
財賀寺『お田植祭』|豊川市 | |
開催日時 | 毎年1月3日14:00~15:00 |
所在地 | 愛知県豊川市財賀町観音山3 |
場所 | 財賀寺 |
関連HP | 財賀寺公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄国府駅からタクシーで15分 |
ドライブで | 東名高速道路豊川ICから約10km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 財賀寺 TEL:0533-87-3494 |
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