冬の樹氷と山頂のお釜で名高い蔵王連峰を越える山岳ドライブウェイ「蔵王エコーライン」(宮城県道・山形県道12号白石上山線)の冬季閉鎖区間(宮城県蔵王町澄川スキー場入口〜山形県上山市坊平、16.5km)が例年ゴールデンウィークの直前(4月下旬)に開通しますが、開通直後は雪の回廊が実に見事です。
雪の壁は高いところで10mに到達することも
日本海を流れる対馬海流(暖流)の影響で日本海の水蒸気が大陸からの季節風で蔵王連峰に豊富な降雪をもたらします。
樹氷で知られる蔵王ですが、冬の積雪は10m以上にもなる豪雪地帯。
開通直後の蔵王エコーラインでは、除雪で誕生した両側の雪壁の高さは、高い所で10mにも達します。
雪の回廊となるのは、大黒天駐車場あたりから上部。
例年、5月上旬までは夜間(17:00~8:00)通行止めで、終日通行が可能となるのは、ゴールデンウィーク明けが目安です。
刈田峠駐車場で『蔵王エコーライン開通式』が行なわれ、同時に『蔵王連峰夏山開き』も実施されています。
また、開通前には蔵王エコーラインを歩く恒例の『雪壁ウォーク』も開催されています。
指定のツアーまたは遠刈田温泉旅館組合が運行するバスを利用して大黒天駐車場~縞の沢間2kmを歩くイベントです。
ご注意/蔵王連峰は活火山のため気象庁の噴火警報レベル2(火口周辺規制)以上が発令された場合には、想定火口域(御釜周辺)から1.2km 範囲内に「避難勧告」が発令されるため、通行禁止となる場合があります。ドライブにあたっては開通状況をご確認ください。
蔵王エコーライン開通/雪の回廊 | |
開通日 | 4月下旬 |
所在地 | 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉 山形県上山市坊平 |
場所 | 蔵王エコーライン |
関連HP | 蔵王町観光物産協会公式ホームページ |
問い合わせ | 蔵王町商工観光課 TEL:0224-33-2215 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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