蔵王エコーライン

蔵王エコーライン

宮城県刈田郡蔵王町・七ヶ宿町と山形県上山市をつなぎ、昭和37年11月8日、全長25km(山形県側14km・宮城県側11km)、幅員6mの山岳有料道路として全線開通。昭和39年9月27日に、蔵王町・七ヶ宿町境の刈田峠から御釜展望台直下まで蔵王ハイラインが開通し、さらに便利になっています。

蔵王の登拝道沿いに有料道路として開通

有料道路として開通しましたが、昭和60年7月15日に無料化され、宮城県道・山形県道12号白石上山線となっています。
樹氷で知られる豪雪地帯のため、毎年11月初旬~4月下旬までは、すみかわゲート(蔵王町澄川スキー場入口)〜上山市坊平間(16.5 km)が冬期通行止めに。
例年、冬季閉鎖期間の前後数週間は夜間通行止めになっています。

すみかわゲートからヘアピンカーブの連続で高度を稼ぐと、標高1250m〜1300mの賽ノ磧(さいのかわら)、車窓左手の谷に流れる川が三途川(さんずのかわ)。
その名の通り、火山岩と火山礫が堆積した火山荒原で、修験時代の歴史を今に伝える蔵王寺が建っています(明治初年の神仏分離、廃仏毀釈で廃寺に、その後昭和28年に再興)。
蔵王という山名も、実は、吉野山(奈良県)、金峯山寺(きんぷせんじ)の蔵王権現に由来。
白鳳時代に役行者(えんのぎょうじゃ)が吉野山から山上ヶ岳一帯(金峯山)で山岳修行中に蔵王権現を感得した山岳修験のルーツが金峯山寺で、平安時代に不忘山、刈田嶺と呼ばれていた山頂に蔵王大権現が祀られ、蔵王山とよばれるようになったのです。

賽ノ河原、三途川という仏教的な地名は、江戸時代の山岳信仰の登拝道の名残りです(蔵王エコーラインが開通し、登拝道が荒廃、その後、蔵王古道として復元)。

春の開通時には道路両側に雪壁が

標高1383mの駒草平展望台は、不帰の滝を眺めるビューポイントですが、6月中旬〜7月には高山植物
の女王・コマクサが花をつけます。
春先の開通時には道路両側の雪壁で有名ですが、縞の沢ポイント(標高1530m)が積雪最高地点です。

標高1606m、車で越える奥羽山脈の最高地点が刈田峠で、蔵王ハイライン(有料道路)が分岐しています。

県境近くの刈田駐車場から蔵王刈田リフトが御釜展望台・馬の背へと伸びています。

ちなみに、蔵王エコーライン開通時の山形新聞には、昭和29年、旅館「高見屋」(蔵王温泉)で開かれた観光懇談会で、東北電力会長・白洲次郎が「蔵王横断道路」の建設プランを提唱したとあり、まだスキーリフトがようやくできた時代ゆえに、当初は「横断道路は素人(しろうと)の考え」と失笑されたのだとか。
昭和30年代のスキーブーム、トニー・ザイラーを迎えて製作された松竹のスキー映画『銀嶺の王者』制作で、トニー・ザイラーが蔵王温泉に1ヶ月以上滞在、蔵王が世界的なスキーリゾートとなる第一歩として、蔵王エコーラインも計画されたのです。

蔵王エコーライン
名称 蔵王エコーライン/ざおうえこーらいん
所在地 宮城県刈田郡蔵王町・七ヶ宿町〜山形県上山市
関連HP 蔵王町観光物産協会公式ホームページ
ドライブで 東北自動車道村田ICから約15km、または、白石ICから約18km
問い合わせ 蔵王町農林観光課 TEL:0224-33-2215/蔵王町観光案内所 TEL:0224-34-2725
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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蔵王エコーライン開通/雪の回廊

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紅葉絶景ドライブ(11)蔵王エコーライン

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蔵王・刈田岳

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蔵王大権現大鳥居

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