揚舟 谷田川めぐり|板倉町|2024年

揚舟 谷田川めぐり

2024年5月3日(金・祝)〜6月30日(日)、9月1日(日)〜10月27日(日)の土・日曜、祝日、群馬県邑楽郡板倉町の谷田川(やたがわ=群馬の水郷公園)で『揚舟 谷田川めぐり』が実施。板倉町は渡良瀬川と利根川の二大河川に挟まれて、かつては洪水、水害に悩また町。洪水対策として保有した揚舟(あげぶね)を使い、水郷をのんびりと探勝。

群馬県の水郷地帯、谷田川の生活の知恵「揚舟」を体験

洪水対策で、生命や財産を守るために生み出された知恵が揚舟。
通常は納屋の軒下などに吊されており、水害時には軒下から降ろして、住民や家畜、穀物を避難場所や高台に運びました。
治水が進み現在ではほとんど使われることがなくなっている揚舟ですが、それでも平成14年には231艘の揚舟が確認されています。

この揚舟に救命胴衣を着用して乗船、水郷地帯を巡るもの。
「水が入ってきた場合には、アカトリという道具で水のかき出しにご協力ください」というのどかなもので、多少は水に濡れてもいい服装で乗船を。

5月〜6月の春の揚舟、9月〜10月の秋の揚舟があり、原則として、期間中の土・日曜・祝日の運航で、平日運休(ゴールデンウィークは毎日運航)。
運行時間は1日7便、30分〜40分のコース(1.3km、谷田川ヤナギ山周遊コース)。
発予定時刻は、9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00。出航15分前までに乗船手続が必要。

東武鉄道では板倉東洋大前駅を起点とし、行人沼、高鳥天満宮、群馬の水郷公園、雷電神社を巡る全長15kmのハイキングプラン「板倉西コース」も用意。

河川や天候の状況により、晴天であっても運休となる場合があるので、あらかじめ当日の運航状況を8:30以降に板倉町役場(TEL0276-82-1111)に確認を。

ちなみに、一帯は、水塚(洪水の際の避難場所)、通り前橋(沈下橋)なども現存、国の重要文化的景観「利根川・渡良瀬川合流域の水場景観」にも選定されています。

利根川渡良瀬川合流域の水場景観
水防避難のために建設された「水塚」(みつか)、避難に使われる「揚舟」、低地農法としての「川田」(かわだ)、薪(たきぎ)を採取するための「柳山」など、群馬の水郷には多くの知恵が残されています。そんな板倉町の河川景観は、「利根川渡良瀬川合流域の水場景観」として、国の重要文化的景観に選定されています。
関東地方では第1号の選定となります。

谷田川

揚舟 谷田川めぐり|板倉町|2024年
開催日時2024年5月3日(金・祝)〜6月30日(日)、9月1日(日)〜10月27日(日)の土・日曜、祝日/毎年5月〜6月、9月〜10月の土・日曜、祝日
所在地群馬県邑楽郡板倉町岩田2941-3
場所群馬の水郷
関連HP板倉町公式ホームページ
電車・バスで東武日光線板倉東洋大前駅から路線バス館林、板倉線で原宿下下車、徒歩20分。または、タクシーで10分
ドライブで東北自動車道館林ICから約3km
駐車場40台/無料
問い合わせ板倉町産業振興課商工観光係 TEL:0276-82-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
板倉町文化財資料館

板倉町文化財資料館

「利根川・渡良瀬川合流域の水場景観」として国の重要文化的景観に選定される水郷の町、群馬県板倉町。その水郷の町の歴史と文化を紹介するミュージアムが板倉町文化財資料館。館内では「水場(みずば)の部屋」、「板倉のむかしむかし」の2コーナーに分かれ

群馬の水郷公園(揚舟谷田川めぐり)

群馬の水郷公園(揚舟谷田川めぐり)

群馬県邑楽郡(おうらぐん)板倉町には谷田川が流れ小さな沼も多く、水郷地帯を形成。関東随一ともいわれる水郷の景観を生かした公園が、群馬の水郷公園で、例年、春(5月~6月)、秋(9月~10月)の土・日曜、祝日には船頭が揚舟を竹竿1本でさばくとい

 

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