瓶ヶ森

愛媛県西条市、石鎚山の東、高知県との県境に聳える標高1896.5mの高峰が、瓶ヶ森（かめがもり）。高知県吾川郡いの町から、瓶ヶ森林道（UFOライン）を走り、瓶ヶ森（駐車場）登山口に車を入れれば、徒歩1時間15分で瓶ヶ森山頂。山頂の西側は氷見二千石原と呼ばれる草原（笹原）です。

1時間少々で到達できる四国の高峰

最短ルートでも片道3時間はかかるという石鎚山登山。
しかも危険な岩場があるため、登山初心者にとってはなかなかの難コースになっています。
それに比べて瓶ヶ森（かめがもり）は、南の肩まで車で入れば、氷見二千石原を登り、比較的なだらかな県境稜線を歩くことが可能。
しかも笹原と立枯れ、女山のなだらかな稜線、瀬戸内の湾内など、石鎚山に引けをとらない眺望を得られるのが大きな魅力。

駐車場からはまずクマザサと立ち枯れの白骨林が見られる最大のビューポイント「氷見二千石原」を抜け、1時間で標高1896.5mの瓶ヶ森・女山山頂に到達します。
ここから県境の稜線沿いに男性的眺めの男山（標高1830mほど）を経由し下れば、30分で駐車場に戻ることができます。
男山には石鉄（いしづち）山蔵王権現を祀る祠がある。

瓶ヶ森の東肩、瓶ヶ森林道（UFOライン）沿いには、吉野川源流碑が立っています。

なお、瓶ヶ森林道（UFOライン）は、冬季（11月末～4月上旬）は閉鎖されます。

瓶ヶ森林道（UFOライン）

高知県吾川郡いの町、西日本最高峰の石鎚山を眺望する全長27kmの林道が、瓶ヶ森林道（かめがもりりんどう）。正式名称は、いの町道瓶ヶ森線ですが、地元ではUFOライン、町道瓶ヶ森線と呼ばれています。石鎚スカイラインに接続し、四国山地の尾根を走る

石鎚山

愛媛県西条市・久万高原町、標高1982m（天狗岳）と四国はもちろん、西日本の最高峰が、石鎚山（いしづちさん）。飛鳥時代の天武天皇14年（685年）、修験道の開祖・役小角（えんのおづぬ）が修行の末、開山したと伝わり、富士山などとともに日本七霊