御油の松並木資料館

東海道御油宿の羽川のたもとに位置する「御油の松並木資料館」は、御油宿、赤坂宿の歴史や御油の松並木について紹介、解説する歴史資料館。規模は大きくありませんが地元に残る貴重な資料など100点余が展示されています。

御油宿と松並木の歴史を学ぶ

また、街道時代の御油・赤坂を実際の1000分の1のジオラマ模型で展示。
街道を行き交う人もリアルに再現され、当時のイメージがよくつかめます。

日常生活に使用された民具や旅装束、伝馬朱印状などの公文書、江戸時代の離縁状「三下り半(みくだりはん)」、広重の浮世絵版画、医者の往診用駕(文政年間)なども展示。

御油は、明治維新後、宝飯郡役所(ほいぐんやくしょ)が置かれ一時期は地域の中心となっていましたが、後に郡役所は国府(現・豊川市国府町)に移され、本陣が4軒という大宿だった江戸時代の繁栄ぶりは偲ぶことができません。

御油松並木資料館に展示された1000分の1のジオラマ模型から、往時の繁栄ぶりを垣間見ることができます。

広重の『東海道五拾三次』に描かれた御油宿

広重『東海道五拾三次』御油・旅人留女

歌川広重の『東海道五拾三次』に描かれた御油宿のタイトルは「御油・旅人留女」。
「留女」は客引きのことで、御油宿は隣の赤坂宿が近いこともあってか東海道では客引きのしつこさで有名だった宿場。
広重の「御油・旅人留女」には、客の袖を破ってしまったために謝っている旅籠「大當屋」の留女が描かれています。
御油と赤坂は飯盛女(街道時代のコンパニオン)や遊女も多く、「御油に赤坂、吉田がなくば、何のよしみで江戸通い」(俗謡)と謳われていました。

御油の松並木資料館
名称 御油の松並木資料館/ごゆのまつなみきしりょうかん
所在地 愛知県豊川市御油町美世賜183
関連HP 豊川市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄名古屋本線御油駅から徒歩5分
ドライブで 東名高速道路音羽蒲郡ICから約3km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 御油の松並木資料館 TEL:0533-88-5120
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

御油の家並み

2017年12月10日

御油の松並木

2017年12月9日

 

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