円頓寺商店街

円頓寺商店街

愛知県名古屋市西区、名古屋駅にほど近い、堀川に架かる五条橋から西に伸びるレトロな商店街が、円頓寺商店街(えんどうじしょうてんがい)。円頓寺商店街、円頓寺本町商店街、西円頓寺商店街の3つからなり、名古屋城築城の際(清洲越し)に商家が並んだという名古屋城下で最も古い商店街です。

圓頓寺門前のレトロ商店街

円頓寺の門前町としても発展し、往時には栄、大須と並び「名古屋三大繁華街」に数えられたほどに繁栄。
毎年7月には円頓寺商店街、円頓寺本町商店街の共催で『円頓寺七夕まつり』も行なわれています。

明治41年創業の老舗甘味処「太陽堂本店」、明治26年に名古屋駅前(泥江町)で初代が創業し数年後、円頓寺商店街にて小売店を始めたという「はきものの野田仙本店」など老舗も健在。
明治42年創業の洋食店「勝利亭」(日露戦争の勝利から名付けられたという名古屋最古級の洋食店)は、惜しまれつつも令和元年5月31日に閉店しています。

昭和8年創業の「喫茶まつば」は、自家焙煎コーヒーと小倉トーストが評判の店。
お好み焼きの老舗「名古屋甘太郎本舗」は地元の人に愛される人気の店です。
エビフライ、クリームコロッケの「はね海老」など、名店も多数。

商店街にある金刀比羅神社(こんぴらじんじゃ)は、名古屋城三の丸大道寺邸から幕末の安政6年(1859年)に現社地に遷座した商店街の守り神で、名古屋弁のおみくじがあるのでお見逃しなく。
絵馬は、近くの松川屋道具店で取り扱っています。

円頓寺商店街を通り抜けると四間道(しけみち)なので、合わせて見学を。

円頓寺商店街
名称 円頓寺商店街/えんどうじしょうてんがい
所在地 愛知県名古屋市西区那古野1丁目
関連HP 円頓寺商店街振興組合公式ホームページ
電車・バスで JR・名古屋市営地下鉄・近鉄名古屋駅、名鉄新名古屋駅から徒歩15分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
円頓寺

円頓寺

名古屋市西区那古野(なごの)にある日蓮宗の寺が円頓寺(圓頓寺/えんどんじ)。承応3年(1654年)、普敬院日言上人が創建、享保9年(1724年)に現在地に移っています。徳川家康の九男で初代尾張藩主・徳川義直の側室により寄進された鬼子母神像が

四間道

名古屋駅と名古屋城の間、四間道(しけみち)と呼ばれる道沿いに土蔵や町屋が軒を連ねる一角があります。名古屋城築城に伴い、それまでの尾張の中心地であった清洲から城下町機能の全てが移転し(「清洲越し」のと呼ばれる城下町の移転)、清洲商人によって、

 

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