愛知県豊川市にある三河国一之宮が砥鹿神社(とがじんじゃ)。もともとは三河の霊峰・本宮山を御神体とした古代の信仰があったと推測され、現在も本宮山の山頂に奥宮、JR飯田線の三河一宮駅近くに里宮があります。平安時代編纂の『延喜式』神名帳にも記載される、三河随一の名社(式内社)です。
奈良時代に創建されたと伝わる古社
社伝によれば、大宝年間(701年〜704年)、文武天皇の病を治癒祈願の勅使・草鹿砥公宣(くさかどのきんのぶ)が煙巌山 (鳳来寺)に派遣された際、本茂山(本宮山)の神を迎えて里宮が創建。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)です。
6月30日には夏越の大祓(茅の輪くぐりがあります)、12月31日には年越しの大祓が行なわれるほか、1月3日に五穀豊穣を祈願する『田遊祭』、1月10日『初えびす祭』が行なわれています。
例大祭は例年5月3日~5月5日。
奥宮は、1月15日に古式ゆかしい『粥占祭』、2月6日に例祭が斎行。
三河国の国府は豊川市白鳥町の曹源寺境内で遺構が発見され、豊川市一帯は古代の三河国の中心だったことが判明しています。
ちなみに、三河国二之宮は知立神社(知立市)、三之宮は猿投神社(豊田市)です。
名称 | 砥鹿神社/とがじんじゃ |
所在地 | 愛知県豊川市一宮町西垣内2 |
関連HP | 砥鹿神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR三河一宮駅から徒歩5分 |
ドライブで | 東名高速道路豊川ICから約2km |
駐車場 | 170台/無料 |
問い合わせ | TEL:0533−93-2001/0533−93-7888 |
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