天恩寺・見返りの大杉

天恩寺・見返りの大杉

愛知県岡崎市片寄町にある臨済宗妙心寺派の寺、天恩寺。貞治元年(1362年)、足利義満が足利尊氏の遺命で建立したと伝えられる古刹。天正3年(1575年)、長篠の戦いに向かう徳川家康が、この天恩寺を宿所にし、家康が何度も振り返ったという見返りの大杉も現存しています。

徳川家康ゆかりの見返りの大杉

天恩寺・見返りの大杉
徳川家康が何度も振り返った、見返りの大杉

寺伝によれば、建武2年(1336年)、後醍醐天皇の命をうけた新田義貞軍との矢作川の戦い(やはぎがわのたたかい)に敗れてこの地に逃れてきた足利尊氏が、本尊の延命地蔵尊に戦勝祈願をし、勝利したら寺院を築くことを誓い、その遺言で足利義満が創建したのが天恩寺とのこと。
当時、西三河は足利氏の拠点で、4代将軍・足利義持も天恩寺を祈願所にしています。

見返りの大杉を家康が何度も振り返ったのは、大杉の下まで来た時、本尊の延命地蔵菩薩に呼び止められ、驚いて振り返ると大杉の影から武田の間者が矢を射る寸前だったとかで、延命地蔵が身を守ってくれたからだと伝えられています。

延命地蔵菩薩祀る貞冶元年(1362年)築の仏殿、室町時代後期築で現存する日本最古の薬医門である山門は、ともに国の重要文化財。
永和4年(1378年)頃、三河守護は大島氏から足利一族の一色氏に交代し、足利義満に信任された一色範光(いっしきのりみつ)以降4代60年にわたり、一色氏が三河を支配していますが、現存する仏殿、山門は、その時代の建立。
背景には足利幕府との太い絆があったと推測できます。

天恩寺・見返りの大杉
名称 天恩寺・見返りの大杉/てんおんじ・みかえりのおおすぎ
所在地 愛知県岡崎市片寄町山下33
関連HP 岡崎市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄本宿駅から名鉄バスくらがり渓谷行きで片寄下車、徒歩7分
ドライブで 新東名高速道路岡崎東ICから約4.5km
駐車場 あり
問い合わせ 天恩寺 TEL:0564-82-2433
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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