若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)

若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)

愛知県豊明市沓掛町、豊明市の北部、東郷町に接する場所にある農業用のため池が、若王子池(にゃくおうじいけ)。池の上には太陽光発電のパネルが並び、豊明市水上メガソーラー発電所として機能しています。明暦元年(1655年)、丘陵地の谷をせき止めて造られた歴史あるため池です。

池面に並ぶ6720枚の太陽光パネルで、水上太陽光発電

若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)

27haという若王子池の池面の一部に6720枚の太陽光パネルを設置(太陽光発電パネルをフロートで支えています)、平成29年3月から発電を開始したもので、一般家庭約600世帯分に相当する電力をまかなっています。
国内ではまだまだ珍しい「水上太陽光発電所」で、山間部に設置すると山林を切り開いての大規模な整地が必要で、森を失っての太陽光発電には批判も多いのが現状です。

湖や貯水池などを利用すれば、整地は不要で、日照を遮るものが少ないというメリットがあり、これまでの貯水に加えて、発電というまさに多目的貯水池の誕生となります。

国内では、若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)のほかに、山倉ダム(千葉県市原市)の千葉・山倉水上メガソーラー発電所、西平池(兵庫県加東市)の兵庫・高岡西水上メガソーラー発電所などが稼働しています。

若王子池は、池の西側に熊野権現を祀る若王子社があることが名の由来です。
池の西岸には古墳時代の集落跡(若王子遺跡)も見つかっており、出土したナイフ形石器は、桶狭間の戦いを詳しく解説する豊明市歴史民俗資料室の常設展示室「豊明の歴史」で展示されています。

若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)
若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)
名称 若王子池(豊明市水上メガソーラー発電所)/にゃくおうじいけ(とよあけしすいじょうめがそーらーはつでんしょ)
所在地 愛知県豊明市沓掛町若王子
関連HP 豊明市公式ホームページ
ドライブで 伊勢湾岸自動車道刈谷スマートICから約7km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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