入道崎は、男鹿半島(おがはんとう)の北端、北緯40度に位置する岬で、北緯40°のモニュメントもあります。海岸線は、高さ30m内外の断崖が続き、岬の先端には「日本の灯台50選」に選定の入道埼灯台が建っています。「男鹿半島・大潟ジオパーク」のジオスポットにもなっています。
「北緯40°モニュメント」で記念撮影を、ぜひ!
男鹿半島の最北端で、北緯40度線上に位置する入道崎の先端に立つ「北緯40°モニュメント」。
平成2年に建立された記念碑で、寒風山から切り出した安山岩でつくられ、中央にある円形の太陽の舞台には「日時計石」や「地図石」が設けられています。
そしてその先端にはもっとも目立つ形で真北のラインを表す「北斗の石」が立っています。
灯台は4月下旬〜11月上旬の8:30〜16:30には内部の見学も可能(参観灯台/有料)で、灯火部分のデッキからは日本海を見渡す眺望を得ることが可能。
灯台資料展示室も併設。
岬からの夕陽も美しく、「日本の夕陽百選」にも選定されています。
入道崎一帯は「男鹿半島・大潟ジオパーク」のジオサイトに
入道崎一帯では高温の火山灰や火山礫などがまだ熱いうちに積み重なって固まった7000万年前の溶結凝灰岩、9000万年前の花崗岩、玄武岩(2000万年前)が観察でき、日本ジオパーク認定の「男鹿半島・大潟ジオパーク」の一部でジオサイトに登録。
先端部の「鹿落とし」(ししおとし)と呼ばれる断崖は、増えすぎた鹿を、岬突端に追い詰め、この崖から追い落として駆除したために付いた名前。
岬西側の「鬼の俵ころがし」は、花崗岩の間に玄武岩が一本道のように通り、鬼が米俵を転がした跡のように見えるのがその名の由来。
ちなみに、7000万年前の溶結凝灰岩は、男鹿の名物料理である「石焼料理」に使われている「金石(かないし)」です。
また、入道崎の突端からは男鹿観光遊覧海底透視船も出航し、海からも入道崎の景観を満喫できます。
その菅江真澄が、1810(文化7)年、男鹿半島に逗留した時の記録が『男鹿の涼風』です。
入道崎周辺では、畠埼(先端の入道崎)、水島(畠埼から小舟で沖の水島に渡っています)、鹿落としに「菅江真澄の標柱」が立っています。
畠埼
かね山、鎌の澤、塔澤を経て畠埼(注/入道崎のこと)へきた。
海士の住居は高い巌の上に重なって建っている。
人はみなとげとげしい言葉使いで、相手を呼ぶときも喧嘩を売っているようだ。 男女とも履物もはかずに歩いている。
髪の先を束ねた男がいた。潜って鮑を採る時、潮の戻りに乱されないためだとか。 女は山畑を作って、小田の一つもない。
入道崎 | |
名称 | 入道崎/にゅうどうざき |
所在地 | 秋田県男鹿市北浦入道崎 |
関連HP | 男鹿市公認観光情報サイト |
電車・バスで | JR羽立駅から秋田中央交通バス入道崎行きで54分、終点下車、すぐ |
ドライブで | 秋田自動車道昭和男鹿半島ICから約42km |
駐車場 | 1000台/無料 |
問い合わせ | 男鹿市観光協会 TEL:0185-24-4700 |
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