【見学ガイド】入道埼灯台

入道埼灯台

秋田県男鹿市の男鹿半島、入道崎の突端に立つ白と黒のツートンカラーのが入道埼灯台。北緯40度線上の灯台として、太平洋側の陸中黒埼灯台(岩手県普代村)と対をなしています。明治31年に初点灯した灯台は、「日本の灯台50選」にも選定。例年4月上旬〜11月上旬には内部が見学できる参観灯台となっています。

白黒のツートンカラーの線数、バランスにも注目を

入道埼灯台

明治31年11月8日初点灯。
初代の灯台は六角形の鉄塔(高さ24.4m、光達距離20海里)でした。
初点灯の明治31年は、まだ沖合を北前船が通るように日本海側は重要な物流ルートでしたが、山形、秋田、青森県の日本海側には、酒田灯台と船川灯台という2基の木造灯台があるだけという状況でした。
そのため、入道埼灯台は初の洋式沿岸灯台として、陸との距離、船舶が自船の位置を確認する指標となったのです。

昭和26年、コンクリート造の灯塔に改築。
灯高27.92m、灯火標高は57.00m、光達距離20.0海里(37.0km/毎15秒に1せん光)。

昭和47年5月に無人化されています。
白黒のツートンカラーも当初は、黒と白がそれぞれ4本でしたが、昭和61年に灯台は白色というイメージを崩さないための全国統一ルールができた後、白色の比率が多くなるようになるべく同じ太さで、白に始まり白で終わらせようと、現在の白4本,黒3本に変更されています。

ちなみに、黒白を何本に塗り分けるかは、目標物として利用されるときに、最も目立つようにするため、灯台によって異なっています。
国内に16ある参観灯台のうちで、黒白の縞模様は、この入道埼灯台だけ。

燈光会により、灯台資料展示室も併設され、灯台に関する貴重な資料や大型レンズが展示されています。
駐車場周辺には食堂も並び、海鮮丼や名物の石焼きなどを定食で味わうことができます。

入道埼灯台
名称入道埼灯台/にゅうどうさきとうだい
所在地秋田県男鹿市北浦入道崎
関連HP男鹿市公認観光情報サイト
電車・バスで男鹿温泉から男鹿市単独運行バス入道崎線(入道崎行き)を利用(一部の便は予約が必要)
ドライブで秋田自動車道昭和男鹿半島ICから約42.1km
駐車場1000台/無料
問い合わせ男鹿市観光協会 TEL:0185-24-4700
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入道埼灯台

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