八甲田山の北麓、青森市街と八甲田山を結ぶ国道103号(十和田ゴールドライン)の途中にある標高540mの高原が萱野高原(かやのこうげん)。天然の芝生が広がり、正面には八甲田山の山々を、背後には青森市街や陸奥湾を眺望するビューポイントです。青森市民はこの高原でバーベキューをすることが多いのだとか。
青森市街を眺望する美しい高原
高原には「萱野茶屋」「カヤ野茶屋」「長生きの茶屋」という3軒の茶屋があり、「1杯で3年、2杯で6年長生きし、3杯で死ぬまで生きる」という三杯茶が無料で味わえます。
約2200万年前~1500万年前に八甲田火山から噴出した石英安山岩質溶結凝灰岩でできた火山性の高原で、十和田八幡平国立公園の一部です。
草原にシナノキの大木があるのは、かつてここに放たれた牛馬の日除け用で、写真の被写体にも絶好です。
泊まって納得! 取材班おすすめの八甲田・奥入瀬の宿は!?
八甲田・奥入瀬というと歴史ある温泉もありますが、ひとつの注目は、青い森という美しい森。
その森の雰囲気を活かした国内最大級の洋風ログ木造建築のリゾートホテルが「八甲田ホテル」で、まずはここをぜひ候補に加えてください。
温泉旅館でいえば、やはり「蔦温泉旅館」は候補の筆頭です。
ホテル城ヶ倉などを経営する城ヶ倉観光のグループで、大町桂月ゆかりの宿の歴史を守っています。
「酸ヶ湯温泉旅館」は、国民保養温泉地の栄えある第1号の温泉地で、千人風呂は有名。
最近では温泉力を実感するために湯治棟を選んでの「プチ湯治体験」も人気です。
八甲田ホテル
リゾートホテルですが、実は酸ヶ湯温泉と同一経営。
「八甲田の自然に抱かれた贅沢な時間」というホテルのフレーズは必ずしも誇張ではありません。
温泉や客室からの眺めは一面ブナの森。
夕食は八甲田キュイジーヌと和会席を選択できます。
蔦温泉旅館
蔦七沼散策の拠点に位置する老舗宿。
明治の文豪・大町桂月終焉の地でもありますが、城ヶ倉観光グループの翼下となって、リニューアルが進んでいます。
吉田拓郎の名曲『旅の宿』は、作詞家・岡本おさみが旧別館66号室に泊まった時のイメージを詩に綴ったもの。本館2階の66号室など、昭和レトロな客室から、モダンな特別室まで、好みで選ぶことができます。
酸ケ湯温泉旅館
酸ケ湯といえば総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」。
混浴が基本ですが、宿泊すれば女性専用時間にのんびりと入浴することも可能です。
もちろん男女別の玉の湯も用意。
部屋も食事も旅館部、湯治部で選択可能です。
旅館部のイ棟(いむね)は部屋食もOK。
萱野高原 | |
名称 | 萱野高原/かやのこうげん |
所在地 | 青森県青森市横内八重菊 |
関連HP | 青森市公式ホームページ |
電車・バスで | JR青森駅からJRバス十和田湖行き「みずうみ号」で51分、萱野茶屋下車 |
ドライブで | 東北自動車道青森ICから約20km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | 青森市経済部交流推進課 TEL:017-734-5175/FAX:017-734-5146 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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