十和田湖の北岸、湖を取り囲む外輪山のひとつ御鼻部山山頂(標高1010.8m)にある展望台。十和田湖の三大展望台(瞰湖台、発荷峠、御鼻部山展望台)のなかではもっとも標高が高い場所に位置しています。奥入瀬(おいらせ)を走り抜ける国道102号がコンクリート製の展望台の建つ御鼻部山山頂を通過するので歩かずアプローチが可能。
車で到達できる十和田湖を眺望する最高点
国土地理院の地図を見ても外輪山の十和田湖側が断崖になっていることがわかります。
その断崖の上にコンクルート製の展望台が設置されているので、高度感も満点。
正面に御倉、中山の両半島を望み、晴れていれば遠く岩木山まで眺望する雄大なパノラマが自慢です。
ちなみに御鼻部山は青森県十和田市、秋田県小坂町、青森県平川市の境になっています。
実は、十和田湖、江戸時代(藩政時代)には全域が盛岡藩の領地でしたが、廃藩置県で青森県と秋田県が誕生した際に、境界の策定で湖の北側で目立つ御鼻部山、南側では神田川を境界とし、湖面上での境界は定まっていませんでした。
歴史的な境界が決定したのは、最近で、平成20年8月29日に137年間、未決着だった境界が定められたのです(下の国土地理院地形図を参照)。
泊まって納得!十和田湖周辺取材班おすすめの宿は!?
十和田湖の良さは、カルデラ湖で、国立公園らしい優雅な雰囲気が残されていること。
つまりは芝生の園地が広がったり、のんびるするのに最適な地ということ。
下世話な観光地によくある猥雑(わいざつ)な看板も、客引き見当たりません。
そんな十和田湖でのんびりできるのは、やはりハードばかりでなく、宿のソフト面の充実にも目をむけたいところ。
取材班のイチオシは、「十和田プリンスホテル」と「十和田ホテル」。
ともに連泊、滞在にも最適です。
十和田プリンスホテル
全国でリゾートホテルを展開するプリンスホテル。
十和田湖の休屋から少し離れた湖畔の一等地に十和田プリンスホテルは建っています。
キャッチフレーズは「湖畔のオーベルジュ」。
季節とプランを上手に選べば2食付きで1万2000円以下も!
温泉露天風呂もあるので連泊や滞在もおすすめです。
十和田ホテル
昭和15年の東京オリンピック(幻のオリンピックです)を前に、日本を訪れる外国人観光客のための宿として、政府の要請で建てられたのが十和田ホテル。
秋田・青森・岩手の三県から宮大工80名を集めて技術を競わせ、秋田杉の巨木をふんだんに使った3階建ての建物には圧倒されます。
別館の洋室利用なら、和室よりもエコノミーに泊まることが可能。
夕食は和洋折衷料理。
温泉ではありませんが、展望露天風呂も自慢のひとつ。
ちなみに、国の登録有形文化財、近代化産業遺産に認定!
御鼻部山展望台 | |
名称 | 御鼻部山展望台/おはなべやまてんぼうだい |
所在地 | 青森県十和田市奥瀬 |
関連HP | 十和田市公式ホームページ |
ドライブで | 東北自動車道黒石ICから約38km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 十和田湖観光交流センターぷらっと TEL:0176-75-1531 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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