青森県八戸市、国の史跡で「日本100名城」にも選定される八戸氏の居城、根城(ねじょう=「史跡 根城の広場」)入口に立つミュージアムが、八戸市博物館。縄文時代から近世を中心に八戸の歴史や文化、民俗を詳しく紹介。実際に縄文土器の破片に触ったりできる体験コーナーも用意されていて、楽しみながら学ぶことができます。
根城入口に位置し、南北朝時代に築城された根城も解説

常設展示は縄文時代から根城南部氏が活躍する中世までを紹介する「考古展示室」、寛文4年(1664年)に八戸藩2万石が誕生した以降の近世の歴史を紹介する「歴史展示室」、産業や衣食住などを解説した「民俗展示室」、タッチパネルで昔話、民謡、わらべ唄、方言などを学ぶことができる「無形展示資料室」、縄文土器の破片に触ったり、粘土に縄模様をつけたりすることができる「縄文の部屋」に分かれています。
南北朝時代の元弘3年・正慶2年(1333年)、北畠顕家(きたばたけあきいえ)は、隠岐を脱出して政権を奪取した後醍醐天皇(ごだいごてんのう)から陸奥守に任じられ、義良親王(のりよししんのう、後の後村上天皇)を奉じて陸奥国府に赴任。
北畠顕家に帯同した南部師行(なんぶもろゆき)は、国司の代官・糠部郡奉行(ぬかのぶぐんぶぎょう)に任じられ、建武の新政時の建武元年(1334)、南朝方の拠点の一つとして根城を築いています。
根城近くにも鹿島沢古墳群(8世紀後半〜9世紀後半)もあり、一帯が古くから拓けて地であることがわかります。
八戸市博物館 | |
名称 | 八戸市博物館/はちのへしはくぶつかん |
所在地 | 青森県八戸市根城東構35-1 |
関連HP | 八戸市博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR八戸駅から田面木経由市営バス・南部バスで、根城博物館前下車 |
ドライブで | 八戸自動車道八戸ICから約3km |
駐車場 | 24台/無料 |
問い合わせ | 八戸市博物館 TEL:0178-44-8111/FAX:0178-24-4557 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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