「あてま高原リゾートベルナティオ」で、見逃せないのがロビーラウンジ「パエーゼ」。手作りケーキなどが味わえますが、注目は、新潟名物の車麩を使った「麸れんちとーすと」。車麩を使ったフレンチトーストは、レシピサイトなどにも数多く掲載されていますが、実は、家庭でできるほど簡単じゃあないようで。詳しくは以下をお読みください。
車麩を使った「麸れんちとーすと」に注目!
ロビーラウンジ「パエーゼ」で出そうと発案したのは、和食の料理長。
ブッフェなどで、車麩の煮物を出すと、若い人は案外敬遠したんだとか。
長岡出身の連合艦隊司令長官・山本五十六(やまもといそろく)の好物だったというのが「車麩と身欠き鰊の煮物」というように、中越地方の郷土料理に車麩は欠かせないのです。
郷土色にこだわる「あてま高原リゾートベルナティオ」の料理人たちは、諦めずに試行錯誤。
そこで、生まれたアイアが車麩を使ったフレンチトーストというわけなのです。
ところが実際に料理をしてみると、牛乳、砂糖、生クリームをうまく染み込ませ、上手に焼き上げるのに大苦戦!
ギブアップしたところで、洋食を担当する副総料理長・三橋正俊さんにバトンタッチします。
「総支配人も味見に参加し、発案から完成まで3年ほどかかりました。しかも完全な手作りで、今も料理長が毎日焼くので、アレンジなども微妙に異なるんです」
と解説するのは、この「麸れんちとーすと」を完成させた副総料理長・三橋正俊さん。
「秘密をちょっとお教えすれば、85度、40分の真空料理で作っています」とのこと。
やはり、家庭で作るのは似て非なるものということに!
取材当日も、初日と2日目で、実はアレンジも異なり、味も微妙に違いました。
「限定20食を、その日の担当料理長が焼き上げているので誰が料理するかで、味は微妙に異なります。それほどデリケートなのがこの『麸れんちとーすと』なんです」
「麸れんちとーすと」650円(2018年、取材時の価格)。
コーヒー、紅茶とのセットも可能です。
あてま高原リゾートベルナティオを予約する
あてま高原リゾートベルナティオを予約するなら、なるべくなら2泊以上で。
というのも遊びきれないくらい多様なアイテムがあるからです。
1泊だけというなら、まずは下見感覚で予約を。
実際に泊まってみると、「親を連れて」「友達と一緒に」と、いろんな可能性がふくらむかと。
赤ちゃんへの対応も万全ですし、典型的な「3世代リゾート」といえるでしょう。
コスパ的にも、取材班が知る限りで、国内屈指だと思われます。
2018年7月にはフランス生まれのアルプスアドベンチャーも、オープン(東日本初上陸)。
湖を渡るジップラインも爽快です。
あてま高原リゾートベルナティオ | |
名称 | あてま高原リゾートベルナティオ/あてまこうげんりぞーとべるなてぃお |
所在地 | 新潟県十日町市珠川 |
関連HP | あてま高原リゾートベルナティオ公式ホームページ |
電車・バスで | JR十日町駅からタクシーで25分。JR越後湯沢駅、JR十日町駅から送迎バス運行 |
ドライブで | 関越自動車道塩沢石打ICから約20km。越後川口ICから約34km |
駐車場 | 200台/無料 |
問い合わせ | あてま高原リゾートベルナティオ TEL:025-758-4888/FAX:025-758-4848 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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