日本三大雪渓とは!?

日本三大雪渓

北アルプスの白馬大雪渓、針ノ木大雪渓、そして剱沢雪渓が日本三大雪渓と通称されています。白馬大雪渓に関しては文句ない規模ですが、実は剱岳には近年氷河だと認定された、日本最大の氷河、三ノ窓雪渓、さらに東北の飯豊山にも石転び沢雪渓があり、三大雪渓の有力候補にはなると思われます。

白馬大雪渓

場所:北アルプス後立山連峰/長野県北安曇郡白馬村
規模:幅100m、長さ3.5km、標高差600m=夏山の通常の場合
標高1700m〜2200m(標高差500m)、全長1200m=国土地理院地形図から判読
山小屋:雪渓末端に白馬尻小屋(標高1560m)、白馬岳稜線に白馬山荘、村営白馬岳頂上宿舎
登山道:白馬岳登山のメインルート、大雪渓下端(白馬尻小屋)まで猿倉(村営猿倉荘)から徒歩1時間30分、猿倉〜白馬尻小屋間の登山道は白馬大雪渓遊歩道と通称されています(雪渓ではクレバス、落石に注意が必要)

白馬大雪渓

白馬大雪渓

長野県白馬村、針ノ木大雪渓、剱沢雪渓と並び、「日本三大雪渓」のひとつに数えられるのが白馬大雪渓。白馬岳登山口の猿倉から大雪渓の入口・白馬尻までなら、夏山シーズンに限ればスニーカーでもOK。猿倉から大雪渓下端の白馬尻までが白馬大雪渓遊歩道で、

白馬大雪渓遊歩道

白馬大雪渓遊歩道

長野県白馬村、白馬岳のメインの登山口である猿倉と、日本最大の白馬大雪渓の基部にあたる白馬尻を結ぶ白馬岳登山道の別称が白馬大雪渓遊歩道。途中までは林道歩きで、後半は沢沿いの登山道となりますがゆるやかに高度を稼ぐのでハイキング気分で歩くことが可

針ノ木大雪渓

場所:北アルプス後立山連峰/長野県大町市
規模:標高1840m〜標高2100m(標高差260m)、全長700m=国土地理院地形図から判読
山小屋:雪渓末端に大沢小屋、針ノ木峠(日本三大峠、針ノ木岳と蓮華岳の鞍部)に針ノ木小屋
登山道:針ノ木岳登山のメインルート、大雪渓下端(大沢小屋)まで扇沢から徒歩1時間10分、さらに徒歩40分で雪渓末端(雪渓ではクレバス、落石に注意が必要)

針ノ木大雪渓

針ノ木大雪渓

長野県大町市、北アルプス・後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)、針ノ木岳(2820.7m)の東面、マヤクボ沢の下部にあるのが針ノ木大雪渓。地形図には針ノ木雪渓と記載されていますが、白馬大雪渓、剱沢雪渓とともに日本三大雪渓に数えられるため、針

針ノ木峠

針ノ木峠

長野県(大町市)と富山県(中新川郡立山町)の県境の峠が針ノ木峠。、北アルプス・後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)、針ノ木岳と蓮華岳の鞍部に位置し、標高は2536m。信濃国と越中国を結ぶ要衝に位置し、明治13年には日本初の有料道路となる峠越

剱沢雪渓

場所:北アルプス立山連峰/富山県中新川郡立山町
規模:標高1800m〜2200mの標高差400m、全長1600m=国土地理院地形図から判読
山小屋:雪渓末端に真砂沢ロッジ(1750m)、剱沢上部に剣山荘、剱沢小屋
登山道:仙人温泉小屋〜仙人池ヒュッテ〜真砂沢ロッジ〜剱沢(剣山荘、剱沢小屋)を結ぶ登山道途中

剱沢雪渓

剱沢雪渓

富山県中新川郡立山町、剱岳(2999m)の南、別山(2880m)、剱御前岳(2776.8m)から剱岳の南東を削るU字谷(氷河地形)が剱沢で、真砂沢との出合にある真砂沢ロッジ(1760m)の上部に剱沢雪渓があり、白馬大雪渓、針ノ木大雪渓と並び

剱岳

剱岳

富山県の上市町・立山町、北アルプス北部の秀峰が剱岳(つるぎだけ)。標高は2999mで、惜しくも3000m峰ではありませんが、日本第24位の高峰。山頂に三角点を設置するエピソードを描いた新田次郎の山岳小説『劒岳 点の記』でも有名です。三ノ窓雪

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