東京23区内でボート遊びができるのは10ヶ所。千鳥ヶ淵や不忍池、井の頭池は有名ですが、最も歴史を誇るのは意外にも武蔵関公園(練馬区)。ロウボート、サイクルボート、スワンボートが揃う都立公園、安さが自慢の区立公園と、環境と好みに合わせて利用可能。春は密を避けて花見も楽しめます。
上野恩賜公園・不忍池ボート場
所在地:東京都台東区上野公園2-1
場所:不忍池・ボート池
種類:ロウボート、サイクルボート、スワンボート
開場:昭和6年
備考:混雑する場合でも夕方になると比較的に空く傾向にありますが、ボート券の最終発券の時間は夏休みでも17:00過ぎなので注意が必要
年末年始(12月31日〜1月3日)のみ休業
千鳥ヶ淵ボート場
所在地:東京都千代田区三番町2地先
場所:千鳥ヶ淵(江戸城の飲料水源として造成)
種類:ロウボート、サイクルボート
開場:昭和25年
備考:例年12月〜3月は休業
桜のシーズン(3月中旬〜4月中旬)は人気のため、ボート料金もアップしますが、「ボートに乗った人にしか分からない、季節ごとの千鳥ヶ淵が楽しめる」(千代田区観光協会)とのこと
『千代田のさくらまつり』開催時にはボートの夜間特別営業も実施
昼前から14:00頃は比較的空いているとのこと
井の頭恩賜公園・ボート場
所在地:東京都三鷹市井の頭4-1
場所:井の頭池(武蔵野三大湧水池=現在は井戸による汲み上げ)
種類:ロウボート、サイクルボート、スワンボート
開場:昭和4年
備考:12月〜2月の水曜のみ定休で、通年営業を実施
花見シーズン、GW、夏休みの土・日曜などには、ボート場は順番待ちで混雑
石神井公園・ボート場
所在地:東京都練馬区石神井台1-26-1
場所:石神井池(三宝寺池からの三宝寺川をせき止め、昭和9年に造成)
種類:ロウボート、サイクルボート、スワンボート
開場:昭和9年頃(昭和8年、石神井風致協会設立)
備考:周囲は雑木林、ケヤキなど、武蔵野の自然が残され、ボート場隣では「パークス石神井店」が営業し、池を眺めながら食事が可能
12月~2月は土・日曜、祝日のみ営業、シーズン中は木曜定休
善福寺公園・ボート場
所在地:東京都杉並区善福寺2・3丁目
場所:善福寺池(武蔵野三大湧水池=現在は井戸による汲み上げ)
種類:ロウボート、サイクルボート
開場:昭和13年
備考:人工ながら湧水池なので、池の水もきれい
西岸には東京都水道局杉並浄水所があり、東京23区で唯一の井戸水を水源とする浄水場
冬季休業
洗足池公園・ボート乗り場
所在地:東京都大田区南千束2-14-5
場所:洗足池(武蔵野台地南端の湧水を堰き止めた灌漑用の溜池が前身)
種類:ロウボート、サイクルボート、スワンボート
開場:昭和2年(池上電鉄が開場)
備考:東京屈指の歴史を誇り、「駅前ボート場」という異色の空間を創出
年末年始(12月29日〜1月3日)のみ休業
国営昭和記念公園・ボート池
所在地:東京都立川市緑町3173
場所:水鳥の池(国営昭和記念公園最大の池)
種類:ロウボート、サイクルボート
開場:昭和58年(国営昭和記念公園開園)
備考:5haという国営公園ならではの広大なボート池
池の真ん中が昭島市、立川市の境界で、北岸、昭島側にはバードサンクチュアリも
12月~3月の第1日曜(3月1日が日曜の場合は、第2日曜)までは、土・日曜、祝日のみ営業
武蔵関公園・ボート場
所在地:東京都練馬区関町北3-45-1
場所:富士見池(農業用の「関村の溜井」が前身で、石神井川の洪水時の遊水池ともなる富士見池調節池)
種類:ロウボート
開場:大正時代(私設公園として整備)
備考:東京随一といわれる安い料金でボート遊びを楽しむことが可能
ペダルボートのようにジャブジャブと音を立てることがないので、野鳥観察にも絶好
静かに漕ぎ、オールを上げてそっと待てば、カワセミなどの野鳥を観察することも
碑文谷公園・ボート場
所在地:東京都目黒区碑文谷6-9-11
場所:弁天池(立会川の水源、浄化装置で水を濾過しながら、地下水、井戸水と混ざり、池の水質を保持)
種類:ロウボート
開場:昭和10年頃(東京横浜電鉄が開場)
備考:周囲にシイノキや、シラカシ、ラクウショウが茂り、新緑の頃も爽快
料金が安いことも魅力
3月〜11月の土・日曜、祝日のみ営業
横十間川親水公園
所在地:東京都江東区扇橋3-22先~東陽6-1先
場所:横十間川(横十間川に「区民の水辺」をテーマに整備された延長1.9kmの公園)
種類:ロウボート、サイクルボート
開場:昭和59年
備考:ボートは海辺ボート乗場(海砂橋横)、尾高ボート乗場の2ヶ所の乗船場があり、尾高ボート乗場~岩井橋の間でボート遊びが可能
和船運航日と重なる日曜は、尾高ボート乗場のみの営業となり、ボート遊びの範囲も縮小
東京でボート遊び 全10ヶ所紹介 | |
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