三井寺
天台寺門宗の総本山で、長等山中腹に広大な敷地を有する名刹、三井寺(みいでら)。正式名は長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といい、近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも有名。奈良時代、壬申の乱に敗れた大友皇子の霊を弔うために…
天台寺門宗の総本山で、長等山中腹に広大な敷地を有する名刹、三井寺(みいでら)。正式名は長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といい、近江八景の一つ「三井の晩鐘」でも有名。奈良時代、壬申の乱に敗れた大友皇子の霊を弔うために…
三井寺(園城寺)の勧学院は学問所として、鎌倉時代の1239(延応元)年に創立された塔頭(たっちゅう)。狩野光信による華麗な障壁画が部屋を飾る客殿は国宝に指定されています。現在の勧学院客殿は豊臣秀吉の闕所(けっしょ=堂舎の…
西国三十三所第14番札所の三井寺(園城寺)の観音堂を中心とする南院札所伽藍のひとつが観月舞台。建立は、幕末の1849(嘉永3)年。建立周辺の百体堂、鐘楼とともに滋賀県の文化財に指定されています。
三井寺(園城寺)の観音堂 (西国三十三所第14番札所)北側に建つ小さなお堂が毘沙門堂。もともとは、1616(元和2)年、園城寺五別所のひとつ尾蔵寺の南勝坊境内に建立されたもの。国の重要文化財。
三井寺(園城寺)の大門(仁王門)近くにあるのが釈迦堂。豊臣秀吉の闕所(けっしょ=堂舎の破却)後、1621年(元和7)年、平安京の内裏(だいり)にあった清涼殿(天正年間造営)を下賜されて移築したものとの伝承もありますが定か…
三井寺(園城寺)の護法善神堂は、1727(享保12)年に再建されたもので、大津市の文化財。堂内には檜(ひのき)の一本造りで国の重要文化財に指定される護法善神立像(ごほうぜんしんりゅうぞう/平安時代の作)が祀られています。…
三井寺(園城寺)の唐院は、868(貞観10)年に朝廷から下賜された仁寿殿を移築し、入唐八家のひとり、円珍(智証大師/ちしょうだいし)が唐よりもたらした経巻や法具類をおさめ、伝法灌頂の道場としたのが始まり。唐門とその奥にあ…
大津市にある三井寺(園城寺)の観音堂は西国三十三所観音霊場の第14番札所として、信仰を集めています。本尊の如意輪観音坐像は、衆生に財宝を与え、煩悩を破る仏様。平安時代作と伝えられ33年ごとに開扉される秘仏で国の重要文化財…
三井寺唐院は開祖となる円珍(智証大師)の廟所として、もっとも神聖な場所。円珍(智証大師)が入唐求法の旅で持ち帰った経典類を納めたことにより、唐院の名が付いたのです。大師堂と四脚門にはさまれて建つ潅頂堂(かんちょうどう)は…
三井寺唐院三重塔は室町時代初期の建築で、1597(慶長2)年に秀吉が伏見観月橋下に移築した大和の比蘇寺(ひそでら=現在の世尊寺)の東塔を、1600(慶長5)年に徳川家康が三井寺に寄進したもの。国の重要文化財で、一層目の須…
大津市にある三井寺(みいでら)は正式には長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といい、天台宗の総本山。金堂は1599(慶長4)年、豊臣秀吉の正室である北政所(ねね=高台院)により再建されたもので、国宝。
大津にある三井寺(園城寺)の一切経蔵(一切経を安置するための堂)は室町時代初期の建築で、1602(慶長7)年に毛利輝元により長門国(ながとのくに=山口県)の国清寺(洞春寺)から移築、寄進されたもの。国の重要文化財に指定さ…
三井寺(園城寺)に残される弁慶の引摺り鐘は奈良時代の梵鐘で、国の重要文化財。寺伝によれば、俵藤太秀郷が三上山のムカデ退治のお礼に琵琶湖の竜神から譲り受け、それを三井寺に寄進したと伝えられています。
三井寺(みいでら/正式名は園城寺)は天台寺門宗の総本山で、東大寺、延暦寺、興福寺と並んで日本四箇大寺にひとつに数えられる名刹。金堂西側に建つ閼伽井屋(あかいや)には天智天皇(中大兄皇子)、天武天皇(大海人皇子)、持統天皇…
「近江八景」のひとつに数えられる「三井の晩鐘」。「三井の晩鐘」で知られる鐘楼は、三井寺(正式名は園城寺)の中心、金堂の南東に建てられています。宇治の平等院、高尾の神護寺とともに「日本三銘鐘」のひとつ。
三井寺は正式には長等山園城寺(おんじょうじ)といい、天台寺門宗の総本山。大門(仁王門)は、三井寺中院の表門で両脇の仁王像が山内を守護しています。入母屋造り、桧皮葺きの楼門で駐車場に面して(東側を向いて)建っています。参拝…
大化の改新を行ない、近江大津京(現在の大津市錦織一帯にあった)を造営した天智天皇(てんじてんのう=中大兄皇子/なかのおおえのおうじ )を祀る神社で、皇紀2600年を記念して、昭和15年、大津京ゆかりの地に創建されたのが近…
大津市にある義仲寺(ぎちゅうじ)は、源頼朝軍に追われこの地で討ち死にした木曽義仲(きそよしなか)の塚に、巴御前が草庵を建てたのが始まりといわれる古刹。1553(天文22)年に佐々木六角氏が再興しています。また、1689(…