下御霊神社
社伝によれば、貞観5年(863年)、京に創建という古社が下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)。創建当初は出雲氏一族の居住地にあった下出雲寺の鎮守社だったという。古来から京都御所の産土神(うぶすながみ=土地を守る神様)として…
社伝によれば、貞観5年(863年)、京に創建という古社が下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)。創建当初は出雲氏一族の居住地にあった下出雲寺の鎮守社だったという。古来から京都御所の産土神(うぶすながみ=土地を守る神様)として…
承和年間(834年~848年)、山代淡海(やましろのおおえ)が国家鎮護のために創建したと伝わる古刹が六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)。六道とは、仏家のいう地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の6種の冥界をさし、平安時代に東…
平安初期に厄除け、旅行安全の神として建立された古社が、京都市東山区粟田口に鎮座する粟田神社(あわたじんじゃ)。石段下の道は旧東海道・東山道にあたり、一帯は「京の七口」のひとつ粟田口にあたります。源義経は奥州に向かう際に、…
平安京の鬼門にあたるため、桓武天皇(かんむてんのう)が不動明王を安置したことに始まる真言宗の単立寺院が狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)。明治の廃仏毀釈後荒廃したものを昭和19年に再興。現在は芸事の上達や交通安全祈…
厳島神社の舞楽は、平安時代末期、平清盛が四天王寺から伝えたものといわれており、現在、厳島神社の高舞台で演じられている楽曲は、振鉾(えんぶ=舞台を清める舞/一節は左、二節は右、三節は左右の舞人)や有名な『蘭陵王』など18曲…
社殿創建当初は海から参拝したという厳島神社(いつくしまじんじゃ)。大鳥居が立つのは北西側で、現在の参拝入口は東側から。東側から入って東廻廊で客神社、御本社などを見学し、西廻廊で西の出口へと向かいます。出口のほうが入口より…
安芸(あき=元・広島県西部)の宮島に鎮座する厳島神社は、社伝によれば推古元年(593年)創建という古社。海に浮かぶような現在の社殿配置は、久安2年(1146年)に平清盛が造営を行なっています。社殿から200m沖に建つ大鳥…
日本三景のひとつ安芸(あき=広島県西部の旧国名)の宮島にある厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、社伝によれば推古元年(593年)創建と伝えられる古社。久安2年(1146年)に平清盛が現在の海に浮かぶような社殿の造営を行なっ…
広島県廿日市市の宮島(厳島)にある真言宗御室派の大本山が大聖院。宮島で最古の歴史を有する寺で、神仏習合の明治初年までは、厳島神社を管理する別当寺でした。つまりは、神仏分離、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れるまで、厳島神社を始め、周…
宮島、大元公園の入口に鎮座する古社が大元神社。厳島神社の摂社ですが、実はその名の通り、厳島神社のルーツとも推測されています。現存する建物は、大永3年(1523年)築で国の重要文化財。屋根は板葺きで、日本で唯一の「六枚重三…
厳島神社の社殿裏手を流れる御手洗川(みたらいがわ=紅葉谷川)。その名の通り往時にはここで禊をして、厳島神社に参拝したと推測できますが、土石流が発生しやすい川で、花崗岩の砂が河口へと流され江戸時代以降、徐々に延びていったの…
厳島神社の多宝塔は宝物館前から階段を上った小高い丘の上に建っています。大永3年(1523年)に僧・周歓(しゅうかん)によって建立され、大聖院の伽藍を構成する塔でした。江戸時代中期の宝永年間に改修されています。明治初年の廃…
室町時代の応永14年(1407年)創建で、和様と唐様が融合した優美な五重塔が千畳閣(豊国神社)脇にそびえていますが、これが国の重要文化財に指定される厳島神社・五重塔。大聖院の子院にあたる金剛院の五重塔でしたが、明治初年の…
旧暦6月17日、大潮の日に執り行なわれる厳島神社の『管絃祭』。16:00の発輦祭(はつれんさい)で始まり、23:00に御本殿に還御しますが、22:30頃、御座船や阿賀・江波の曳船が3回回る場所が、客神社(まろうどじんじゃ…
朱塗りの社殿や回廊が多い厳島神社(いつくしまじんじゃ)で、ひときわ異色の建物が天神社。その名の通り、菅原道真を祭神とする天満宮で、弘治2年(1556年)、毛利元就(もおりもとなり)の子、毛利隆元(もおりたかもと)の創建。…
世界文化遺産に登録される厳島神社には干潮時に、清水が湧く円形の池が3ヶ所あり、いずれも鏡の池と呼ばれています。そのなかの揚水橋脇にある鏡の池には石が置かれていますが、これが卒塔婆石(そとばいし)。見落としがちな石ですが、…
厳島八景(厳島明燈、大元桜花、滝宮水蛍、鏡池秋月、谷原麋鹿、御笠浜暮雪、有浦客船、弥山神鴉)にも数えられるのが厳島神社の鏡池。この鏡池は干潮時のみに東廻廊、客神社(まろうどじんじゃ)近くに現れる湧水の池。厳島八景の「鏡池…
国宝に指定される厳島神社(いつくしまじんじゃ)の御本社。奥から本殿、拝殿、祓殿という構造で、祓殿の先に大鳥居側に突き出すように平舞台が配されています。その平舞台の突端、海側左右に配されているのが門客神社(まろうどじんじゃ…