箸墓古墳
奈良県桜井市にある古墳時代前期の大規模集落である纒向遺跡(まきむくいせき)の南端にある古墳が箸墓古墳(はしはかこふん)。墳丘長280m、3世紀後半に築造されたと推測される日本最古の大型前方後円墳です。卑弥呼(ひみこ)の墓…
奈良県桜井市にある古墳時代前期の大規模集落である纒向遺跡(まきむくいせき)の南端にある古墳が箸墓古墳(はしはかこふん)。墳丘長280m、3世紀後半に築造されたと推測される日本最古の大型前方後円墳です。卑弥呼(ひみこ)の墓…
飛鳥(あすか=明日香村)の中心に位置する標高147.7mの小高い丘が甘樫丘(あまかしのおか)。東麓は、大化の改新以前に蘇我蝦夷(そがのえみし)・蘇我入鹿(そがのいるか)の屋敷があったと推定される場所。一帯は歴史公園(国営…
天武天皇元年(672年)の壬申の乱(じんしんのらん)で、天智天皇の後継・大友皇子を破った大海人皇子(おおあまのおうじ)が近江大津宮から飛鳥に遷して築いたのが飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)。天武天皇2年(673年…
天智6年(667年)、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が飛鳥の地から近江国滋賀郡(現在の滋賀県大津市)に遷都した都が近江大津宮(おうみおおつのみや)。長らく、その場所は不明でしたが、昭和49年の発掘調査により大津市錦織…
平安時代初期の弘仁3年(812年)頃、大蔵卿・陸奥出羽按察使の文室綿麻呂(ふんやのわたまろ)が蝦夷(えみし)征討の責任者となって現在の岩手県矢巾町(やはばちょう)に築いた古代の城柵が徳丹城(とくたんじょう)。紫波城(現・…
岩手県盛岡市にある志波城(しわじょう)は、胆沢地方において蝦夷の首長・アテルイを降伏させた翌年、延暦22年(803年)に征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)によって造営された古代城柵の跡が志波城跡。発掘調査…
名古屋市熱田区にある全長70mの前方後円墳が白鳥古墳(しらとりこふん)。熱田神宮では日本武尊(やまとたけるのみこと)の陵(みささぎ)、白鳥御陵、さらに北側にある断夫山古墳を宮簀媛(みやずひめ)の墳墓として、毎年5月8日に…
聖武天皇が遷都した紫香楽宮(甲賀宮)の南1kmの地にある古代寺院の跡。当初ここが紫香楽宮跡と推測され、国の史跡「紫香楽宮跡」となりましたが、近年の発掘調査で宮町遺跡が内裏跡だと判明し、内裏野地区は、聖武天皇が盧舎那仏建立…
京に恭仁宮(くにのみや)を造営中だった聖武天皇(しょうむてんのう)が、天平14年(742年)、恭仁宮から東国行幸への道(恭仁東北道)を開き、近江国甲賀郡(現・滋賀県甲賀市)に築いた離宮。たびたびの行幸の後、3年後に皇居と…
近江八幡市安土町にある滋賀県最大の前方後円墳が瓢箪山古墳(ひょうたんやまこふん)。墳丘長162m、4世紀中頃の築造と推定され、滋賀県最大で最古の古墳。琵琶湖の東岸を治めた狭狭城山君(ささきやまぎみ/沙沙貴山君)の墳墓とも…
かつて琵琶湖の周辺には衛星のように四十数個の内湖がありましたが、最大の内湖が大中湖(だいなかのこ)。現存する西の湖の横にあり、戦後に干拓されて農地となりました。その大中湖の南にある縄文時代から弥生時代の農村集落跡が大中の…
織田信長の築いた安土城跡、近江源氏の佐々木氏、後に近江守護六角氏の居城となった観音寺城跡周辺に広がる歴史公園が近江風土記の丘(おうみふどきのおか)。その中心施設が滋賀県立安土城考古博物館です。第一常設展示室が考古、第二常…
大阪府南河内郡太子町にある古刹、叡福寺。飛鳥時代に推古天皇が厩戸皇子(うまやどのおうじ=聖徳太子)の墓所を守護するために創建と伝わります。推古天皇28年(620年)、厩戸皇子(聖徳太子)がこの地に自身の墓所を造営すること…
大阪府南河内郡太子町にある円墳で、宮内庁により「磯長墓」(しながのはか)、つまりは厩戸皇子(聖徳太子)の墓に治定。周辺には天皇陵4基(敏達天皇陵・用明天皇陵・推古天皇陵・孝徳天皇陵)があり、磯長谷古墳群(しながだにこふん…
天智天皇2年8月(663年10月)、朝鮮半島の白村江(現在の錦江河口付近)で倭国・百済遺民の連合軍と、唐・新羅連合軍の間で激戦となった白村江の戦い(はくすきのえのたたかい)。その敗北の結果、大和朝廷は、北九州と瀬戸内海に…
明石海峡に臨む神戸市垂水区にある巨大な前方後円墳が五色塚古墳。墳丘長194m、前方部の高さ11.5m、後円部の高さ18mで兵庫県下最大の前方後円墳で、周囲に幅10mの堀を巡らせています。4世紀末〜5世紀初頭にかけて築造さ…
陸奥国胆沢郡胆沢(現・岩手県奥州市)に9世紀初頭に築かれた古代城柵、胆沢城。平安時代に編纂された歴史書『日本紀略』には、802(延暦21)年1月9日に坂上田村麻呂が派遣されて築城されたと記されています。789(延暦8)年…
綾部市で昭和63年に発見された私市円山古墳(きさいちまるやまこふん)は、5世紀中頃築造の全長81m、高さ10mの円墳。1000基を超える古墳群が形成された由良川中流域では最大規模を誇る古墳です。3段構成の墳丘からは、武具…