法案寺南坊
大阪市中央区にある古刹、法案寺南坊(法案寺と通称)。寺伝によれば聖徳太子により志宜野(しぎの=現・大阪市城東区鴫野)に創建され、仏法弘通の公案をこの寺で行なったことから、法案寺と称するようになったのだとか。大阪七福神のひ…
大阪市中央区にある古刹、法案寺南坊(法案寺と通称)。寺伝によれば聖徳太子により志宜野(しぎの=現・大阪市城東区鴫野)に創建され、仏法弘通の公案をこの寺で行なったことから、法案寺と称するようになったのだとか。大阪七福神のひ…
埼玉県飯能市の山中にある子ノ権現は、正式名称は大鱗山雲洞院天龍寺。天長9年(832年)、子年、子月、子の日、子の刻に誕生した聖人が祀られていることから、子ノ権現の名で親しまれています。足腰の神様として知られ、境内には鉄製…
厄除け大師とも呼ばれる元三大師(良源)を祀る天台宗の寺のうち、関東を代表する3ヶ寺が関東三大師(関東の三大師)。栃木県佐野市の佐野厄除け大師(惣宗寺)、群馬県前橋市の青柳大師(龍蔵寺)、埼玉県川越市の川越大師(喜多院)で…
群馬県前橋市にある天台宗の寺、龍蔵寺(青柳大師)。寺伝によれば延暦3年(784年)、日光開山の勝道上人(しょうどうしょうにん)によって創建されたという古刹。近世には天台宗の檀林(学問所)が設置され、関東八壇林のひとつとし…
岐阜県岐阜市の市街中心に鎮座する伊奈波神社(いなばじんじゃ)の創建は約1900年前に遡り、神代の時代、景行天皇14年と伝わる古社。祭神は垂仁天皇第一皇子、美濃開拓の五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)。美濃国三之宮…
千葉県香取市にある寛平2年(890年)、尊海僧正が創建したと伝わる真言宗豊山派の古刹、観福寺(かんぷくじ)。神奈川の川崎大師、東京の西新井大師とともに、弘法大師(空海)を祀る「関東三大厄除け大師」のひとつ。本尊の聖観音像…
愛知県一宮市、一宮市街地の中心に鎮座するのが尾張国一之宮で、古代に尾張地方を治めた尾張氏の奉斎に始まるという古社、真清田神社(ますみだじんじゃ)。祭神も尾張氏の祖神で、太陽神、農業神として信仰される天火明命(あめのほあか…
岐阜県岐阜市にある天台宗の寺が美江寺(みえじ)。本尊の十一面観音のご利益(りやく)から美江寺観音と呼ばれています。『新撰美濃志』などによれば、養老元年(717年)、元正天皇の勅願で、伊賀国名張郡の伊賀寺(坐光寺)の十一面…
滋賀県大津市坂本にある日吉大社(ひよしたいしゃ)は、神仏習合時代から山王権現と呼ばれ、神代の昔から比叡山に鎮座する地主神(じぬしがみ)として、全国3800社余りある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮。現存する社殿の大部…
千葉県館山市にある真言宗智山派の寺、遍智院小塚大師。弘仁6年(815年)に空海(弘法大師)が衆生救済の祈願にあらゆる災難・禍の身代りとして自らの木像を自刻し、本尊として創建と伝わる古刹。曼茶羅山金胎寺遍智院というのが正式…
隠岐ユネスコ世界ジオパークに登録される、隠岐の自然と世界ですが、島前(どうぜん)と呼ばれる西ノ島(島根県西ノ島町)、中ノ島(海士町)、知夫里島(知夫村)を形成するのが島前カルデラ(火山性の陥没地形)。島前カルデラの中央火…
広島県尾道市、尾道水道に臨む千光寺山(せんこうじやま)はもともと山全体が千光寺の寺域。その中腹の崖にへばりつくように建っているのが千光寺の本堂。美しい朱塗りの建物は赤堂と呼ばれている。「汽車が尾道の海へさしかかると、煤け…
社伝によれば淀川鎮守の社として淀川河口の中洲に祀られたのが始まりという古社。伊予・大三島(愛媛県今治市)の大山祇神社、伊豆(静岡県三島市)の三嶋大社とともに「三三島」(さんみしま)と呼ばれ、三島神社(山祇神社)のルーツと…
「瀬戸内しまなみ海道」(西瀬戸自動車道)の走る芸予諸島北部、愛媛県今治市の大三島(おおみしま)宮浦港の東に位置する大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)。創建の歴史は古く、神話の時代、神武天皇の東征に先駆けて芸予海峡の要衝で…
平清盛(たいらのきよもり)は安芸(あき=広島県)の宮島に厳島神社を創建し、平家の氏神としていますが、兵庫津(神戸)に日宋貿易用に大輪田泊(おおわだのとまり)を築港する際にも厳島神社の分霊を勧請して要所7ヶ所に弁天社を建立…
四国八十八ヶ所霊場は、「発心の道場」である阿波(あわ=徳島県)の霊場23ヶ所を終えると、国をこえて土佐国、現在の高知県へと入り、「修行の道場」が始まります。室戸岬にある24番・最御崎寺(ほつみさきじ)に始まり、土佐路の西…
愛媛県松山市にある円明寺(えんみょうじ)は、聖武天皇の勅願により行基が開基したと伝わる真言宗豊山派の寺。四国八十八ヶ所霊場第53番札所で、本尊は阿弥陀如来。創建当時は海岸にあり、海岸山圓明密寺と称していたとのこと。後に空…
太山寺(たいさんじ)は、愛媛県松山市にある真言宗智山派の寺で、四国八十八ヶ所霊場第52番札所。山号は瀧雲山(りゅううんざん)。寺伝によれば用明2年(585年)頃創建され、天平11年(739年)、聖武天皇の勅願をうけて、行…