光恩寺
古くからの舟運の歴史を残す利根川の渡船、赤岩渡船(群馬県千代田町)の渡船場から徒歩5分の位置に建つ真言宗の古刹が光恩寺。寺伝によれば開基は飛鳥時代に高句麗より来日した渡来僧の恵灌(えかん)という名刹です。さらに814(弘…
古くからの舟運の歴史を残す利根川の渡船、赤岩渡船(群馬県千代田町)の渡船場から徒歩5分の位置に建つ真言宗の古刹が光恩寺。寺伝によれば開基は飛鳥時代に高句麗より来日した渡来僧の恵灌(えかん)という名刹です。さらに814(弘…
妻沼聖天(めぬましょうてん)で知られる埼玉県熊谷市の古刹で東京・浅草の待乳山聖天(本龍院)、奈良県生駒市の生駒聖天(宝山寺)と並んで「日本三大聖天」に数えられています(三重県桑名市の大福田寺、静岡県小山町の足柄山聖天堂と…
戦国時代、柴田勝家とお市の居城だったのが北の庄城。福井市街の中心に位置する北の庄城跡には、柴田勝家と、清州会議以降その妻となったお市を祀る柴田神社が鎮座しています。北の庄城の本丸の跡地に建ち、隣接の柴田公園とともに、往時…
隠岐国(おきのくに)の一之宮でもある水若酢神社(みずわかすじんじゃ)は、隠岐の島町(島後)の五箇地区にある黒松に囲まれた古社。創建は神代(崇神天皇の時代)といわれ、祭神の水若酢命(みずわかすのみこと)は隠岐国の国土開発と…
聖武天皇の勅願で742(天平14)年、諸国に建立された国分寺(正式名は金光明四天王護国之寺)のひとつで、隠岐国(おきのくに)に建立されたのが隠岐国分寺。明治2年の廃仏毀釈によって焼き払われるまで後継寺院である隠岐国分寺の…
億岐家(おきけ)は、大国主命の後裔といわれ、代々隠岐国造(おきのくにのみやつこ)、隠岐国国司、玉若酢命神社宮司を務めた社家の家系。玉若酢命神社の社家である億岐家住宅・宝物殿には国の重要文化財に指定された隠岐国驛鈴(駅鈴=…
隠岐の島の南、玄関口である西郷港近くの甲野原にある古社が玉若酢命神社(たまわかすのみことじんじゃ)。社伝では、日本武尊(やまとたけるのみこと)の父・景行天皇が皇子を各国に分置し、隠岐国に遣わされた大酢別皇子(おおすわけの…
日御碕(ひのみさき)の突端、出雲日御碕灯台近くに建つ日御碕神社。神の宮(上の宮)に素盞鳴尊(すさのおのみこと)、日沈宮(下の宮)に天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀っています。『出雲国風土記』、『延喜式神名帳』に記され…
美保関灯台のある地蔵崎の入口、美保関の入江の奥に鎮座するのが美保神社。『出雲国風土記』に登場の歴史ある古社で、「国譲り神話」に登場する事代主命(ことしろぬしのみこと・恵比寿神)と三穂津姫命(みほつひめのみこと)が祭神。本…
正式名を高麗山聖天院勝楽寺といい真言宗智山派(創建時は法相宗)の寺。668年に唐・新羅連合軍により滅亡した高句麗(コグリョ=古代に朝鮮半島北部にあった国)から日本に亡命した王族たちはその後現在の日高市に定住しましたが、そ…
高麗家は高麗神社の神職を代々務めてきた旧家。高麗王(こまのこにきし)という氏姓をヤマト王権から賜った高句麗(コグリョ)からの帰化人・高麗若光(こまのじゃっこう)を祖にする一族で、神職を勤める高麗神社の境内に建つのが慶長年…
現在の日高市は、古代、帰化人が先進の文明を伝えた土地。日高市が高麗の里(こまのさと)とも呼ばれているのは、716(麗亀2)年5月16日に高麗郡(こまのこおり)を置いたことに由来しています。その歴史を今に伝える神社が巾着田…
秩父札所5番、小川山語歌堂は臨済宗南禅寺派の寺。観音堂には慈覚大師の作と伝えられ、「子返しの観音」の別名がある准胝観音(じゅんていかんのん)を安置し、除災、延命、救児などにご利益があります。准胝観音を祀る寺は西国札所11…
秩父札所の中で石仏の寺として名高いのが札所4番・金昌寺。山門の大わらじが印象的で、記念撮影の人気スポットになっていますが境内には1300体の石仏が配され、奥の院から山門まで一巡して拝観できる仕組み。本堂手前左に井戸が長命…
秩父札所3番の岩本山常泉寺は曹洞宗の寺で本尊は聖観音。抱くと子宝に恵まれる「子持石」、手漕ぎのポンプで汲み上げる霊泉「長命水」などがある山寺。観音堂は明治3年、秩父神社境内にあった蔵福寺が廃寺となる際に薬師堂を譲り受けて…
秩父札所二番の大棚山真福寺は、曹洞宗の寺で本尊は聖観音。かつて33ヶ所だった秩父札所を34ヶ所とし、西国札所、坂東札所と合わせて100ヶ所霊場にするため、最後に加えられた寺です。桃の並木の参道はハイキングコースのような登…
四萬部寺は秩父三十四所観音霊場の1番札所で曹洞宗の寺。性空上人(しょうくうしょうにん)の弟子・幻通比丘(げんどうびく)が、4万部の仏典を読誦し、経塚を築いたことから誦経山四萬部寺(ずきょうさんしまぶじ)と名付けられました…
秩父神社は、宝登山神社、三峯神社とならび秩父三社のひとつで、武蔵国(むさしのくに)成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守、つまりは秩父地方の総鎮守として信仰を集めてきた古社で、明治以前の神仏習合時代には妙見菩薩も祀られていま…