玉若酢命神社

隠岐の島の南、玄関口である西郷港近くの甲野原にある古社が玉若酢命神社(たまわかすのみことじんじゃ)。社伝では、日本武尊(やまとたけるのみこと)の父・景行天皇が皇子を各国に分置し、隠岐国に遣わされた大酢別皇子(おおすわけのみこ)の子が祭神の玉若酢命であるとしています。

本殿は萱葺き屋根の隠岐造り

鳥居をくぐり参道を歩くと随神門

随神門をくぐると八百杉

現存する本殿は1793(寛政5)年築の隠岐造りといわれる独特の様式で、国の重要文化財。
1866(慶応2)年建立の旧拝殿、1852(嘉永5)年建立の随神門も国の重要文化財です。

境内には、樹高29m、樹齢2000年といわれる国の天然記念物、八百杉(やおすぎ)がありますが、若狭国からきた八百比丘尼(やおびくに)が参拝の記念に植えたと伝わる大木。

神社の北西側の丘陵には、前方後円墳1基(8号墳)と円墳14基の計15基からなる玉若酢命神社古墳群があります。

毎年6月5日に斎行される例祭は『御霊会』(ごれい)と呼ばれ、神馬入れや流鏑馬(やぶさめ)の神事が行なわれています。
「玉若酢命神社御霊会風流」として島根県の無形民俗文化財に指定。

玉若酢命神社御霊会風流

一帯は、古代に隠岐国の国府があった地
社殿のある甲野原は、「国府の原」の転訛で、古代から隠岐の中心であったことがわかる地名(国府・国庁の遺構は発見されていません)。
玉若酢命神社は、隠岐国の国府に赴任した国司が参拝する隠岐国の総社にもなっています。
隠岐国一の宮は島北部にある水若酢神社(みずわかすじんじゃ)で、渡来系伝承の残る水若酢神社、中央との結び付きが感じられる玉若酢神社と隠岐には2つの流れがあることがわかります。
 

玉若酢命神社 DATA

名称 玉若酢命神社/たまわかすのみことじんじゃ
Tamawakasumikoto-jinja Shrine
所在地 島根県隠岐郡隠岐の島町下西713
関連HP 隠岐の島町観光協会公式ホームページ
電車・バスで 西郷港(ポートプラザ)から隠岐一畑交通バス都万方面行きで10分、玉若酢神社前下車
ドライブで 西郷港から約2.5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ TEL:08512-2-0571
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

取材協力/隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会、隠岐の島町、島根県観光振興課

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