古代、茨城は蝦夷征討の前線基地だった
古代、大和朝廷から見た東部・北部の原住民の蔑称が蝦夷(えぞ・えみし)で、律令制度の導入により、常陸国府(ひたちこくふ)は現在の茨城県石岡市(石岡小学校敷地内)に7世紀末頃に築かれています。鹿の子遺跡(かのこいせき/石岡市…
古代、大和朝廷から見た東部・北部の原住民の蔑称が蝦夷(えぞ・えみし)で、律令制度の導入により、常陸国府(ひたちこくふ)は現在の茨城県石岡市(石岡小学校敷地内)に7世紀末頃に築かれています。鹿の子遺跡(かのこいせき/石岡市…
奈良時代〜平安時代に、調停に従わなかった東北の蝦夷(えみし)を平定し、東北を管轄するために現在の秋田県秋田市に設置された「最北の古代城柵」で官衙(かんが)機能をも有したのが秋田城。その城内では、なんと水洗トイレの遺構が発…
7世紀の朝鮮半島は高句麗(こうくり、コグリョ)、新羅(しらぎ、シルラ)、百済(くだら、ペクチェ)の三国時代でしたが、唐の強い干渉、侵略を受け、百済と高句麗は滅亡。日本(当時の呼称は倭国)に逃れた高句麗遺民は、武蔵国に高麗…
多賀城と聞いてピンと来る人は少ないかもしれません。国の特別史跡にもなっている宮城県多賀城市にあった古代の城。奈良時代の神亀元年(724年)、遠く離れた奈良の朝廷が、北東北の蝦夷(えみし)を支配するために築いた城柵で、20…
大阪府高槻市安満御所の町、安満山の中腹、標高125mの狭い尾根上にある、一辺20mほどの長方形墳が、安満宮山古墳(あまみややまこふん)。高槻市立公園墓地内にある古墳で、出土した「青龍三年」(235年)銘が入った青銅鏡から…
福岡県小郡市、小郡市役所の北、西鉄天神大牟田線沿いにあるのが、小郡官衛遺跡(おごおりかんがいせき)。7世紀後半に創建された筑後国御原郡(ちくごのくにみはらぐん)の官衛(かんが=律令時代の郡役所)の跡。昭和42年に発見され…
三重県四日市市大矢知町にある奈良時代を中心とした官衙(かんが=役所)の跡が、久留倍官衙遺跡(くるべかんがいせき)。朝明川(あさけがわ)と海蔵川(かいぞうがわ)とにはさまれた丘陵の東先端部に築かれており、発掘調査で掘立柱建…
静岡県藤枝市南駿河台1丁目にある駿河国志太郡(しだぐん)の郡衙(ぐんが)の跡が、志太郡衙跡。奈良・平安時代の郡役所の跡で、国の史跡。志太郡衙は、現在の藤枝市一帯を治めた郡役所ということに。志太郡衙資料館が併設され、志太郡…
兵庫県加古郡播磨町、弥生時代後期から古墳時代初頭の代表的な遺跡である大中遺跡(おおなかいせき)を中心とした史跡公園が、播磨大中古代の村(大中遺跡公園) 。全長500m、幅180mが公園として整備され、公園の中央…
大阪府南河内郡河南町(かなんちょう)、6世紀後半を中心とした円墳・方墳102基を有する国の史跡・一須賀古墳群(いちすかこふんぐん)を保存する大阪府立の近つ飛鳥風土記の丘。その中心施設でビジターセンターになっているのが近つ…
福岡県糸島市井原、『魏志倭人伝』に記される伊都国の中心的拠点集落、王都に位置付けられる弥生時代の集落跡(三雲・井原遺跡)に建つのが、伊都国歴史博物館。日本最古の王墓といわれる三雲南小路遺跡出土、平原遺跡出土の遺物などを展…
福岡県糸島市にある弥生時代後期の伊都国(いとこく)国王の墳墓ともいわれる遺跡が、平原遺跡(ひらばるいせき)で、平原歴史公園として公開されています。『魏志倭人伝』に記載の伊都国は、末廬国(まつろこく)から陸を東南に500里…
奈良県生駒郡斑鳩町にある国の史跡、中宮寺跡を歴史公園として整備公開したのが、中宮寺跡史跡公園。現在、中宮寺は、400m西の法隆寺東伽藍夢殿の東隣にありますが、江戸時代初期に移転したもの。貴重な飛鳥時代創建の古代寺院跡2….
奈良県桜井市山田にある古代寺院の跡が、山田寺跡(やまだでらあと)。蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだのいしかわまろ=蘇我入鹿のいとこ)が、641年(舒明天皇13年)に建設を開始した寺で、昭和50年の発掘調査で、東回廊の…
福岡県福岡市西区徳永、今宿バイパス徳永東交差点の南側、若八幡宮神社境内にある墳丘長47mの前方後円墳が、若八幡宮古墳。鋤崎古墳、丸隈山古墳、山の鼻1号墳、若八幡宮古墳、兜塚古墳、大塚古墳などとともに今宿平野に築かれた今宿…
福岡県福岡市西区今宿、国道202号(今宿バイパス)北側にある墳丘長64mの前方後円墳が、大塚古墳。鋤崎古墳、丸隈山古墳、山の鼻1号墳、若八幡宮古墳、兜塚古墳などとともに今宿平野に築かれた今宿古墳群を構成する古墳で、国の史…
福岡県福岡市西区今宿にある墳丘長62mの前方後円墳が、鋤崎古墳(すきざきこふん)。丸隈山古墳、山の鼻1号墳、若八幡宮古墳、兜塚古墳などとともに今宿平野に築かれた今宿古墳群を構成する古墳で、国の史跡。4世紀末の築造で、今宿…
福岡県福岡市西区周船寺の高祖山(たかすやま)から北に伸びる丘陵先端に築かれた墳丘長84.6mの前方後円墳が、丸隈山古墳(まるくまやまこふん)。山の鼻1号墳、若八幡宮古墳、兜塚古墳などとともに今宿平野に築かれた今宿古墳群を…