名護城
沖縄本島北部、名護岳(345.2m/名護市)の西側山麓に残るグスク(城)が名護城(なんぐすく)。グスク時代と呼ばれる14世紀初期から当地を治めた名護按司(あじ=土地を支配した領主的な豪族)の居城だったとされます。名護按司…
沖縄本島北部、名護岳(345.2m/名護市)の西側山麓に残るグスク(城)が名護城(なんぐすく)。グスク時代と呼ばれる14世紀初期から当地を治めた名護按司(あじ=土地を支配した領主的な豪族)の居城だったとされます。名護按司…
沖縄本島南部、久高島を眼前にする南城市(旧玉城村)にあるグスク(城)が玉城城(たまぐすくぐすく)。玉城(たまぐすく)の久高島には琉球開闢の神・アマミキヨが上陸したといわれ、その聖地が残されていますが、玉城城も城としては規…
沖縄本島南端の喜屋武岬(きゃんみさき/糸満市)の西500m、海岸の断崖の小さな突端に築かれたグスク(城)が具志川城。三方を海に囲まれた岬の突端に建つ城で、国の史跡。15世紀初頭に久米島を支配した具志川城主・真金声按司(ま…
沖縄本島の南部と中部のちょうど境目、浦添市の琉球石灰岩の丘陵地に位置し、東シナ海を一望にするグスク(城)が浦添城(うらそえじょう)。初期琉球王国の重要な城郭で国の史跡になり、現在も発掘調査が進められており、城壁の一部が復…
沖縄本島うるま市、勝連半島のつけ根に近い南風原(はえばる)に建ち、平成12年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に指定されたグスク(城)のひとつが勝連城(かつれんぐすく)。12〜13世紀頃、勝連按司(…
座喜味城(ざきみぐすく)は、沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)の小高い丘の上に位置し、15世紀の初めに、護佐丸按司(ごさまるあじ)が築城した城(グスク)。一帯は座喜味城跡公園として整備され、「続日本100名城」に選定さ…
豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の拠点とするために肥前国松浦郡名護屋(現・佐賀県唐津市)に築城の達人といわれた加藤清正などの諸将に築かせた城が名護屋城(なごやじょう)。松浦党・波多親(はたちかし)の家臣、名護屋経述(…
明治4年、神仏分離が行なわれた際に熊本城内に創建された神社が加藤神社(当時は錦山神社と称していました)。熊本城内に陸軍の熊本鎮台が置かれるということで城外の新堀町(現在の在京町)に移転しましたが、昭和37年に再び城内の本…
名古屋城、大坂城(大阪城)と並び「日本三名城」の一つ熊本城は、天正16年(1588年)に肥後半国の領主・加藤清正によって6年の歳月をかけて築かれた豪壮雄大な城。現在残る熊本城の城郭は、加藤清正が築いたものを細川時代に手直…
1879年に沖縄県が誕生するまで長期にわたり琉球王国の中心だった王宮が首里城(しゅりじょう)。那覇市内では最も高い琉球石灰岩でできた丘陵地に建ち、東西約400m、南北約270mもの石垣に囲まれた城内には、10ほどの御嶽(…
首里城で歓会門(かんかいもん)が正門であるのに対し、「喜び誇る」の意から「ほこり御門(うじょう)」という別名のある久慶門(きゅうけいもん)は通用門として使われていた門で、おもに女性が出入りしていました。琉球王国の国王が寺…
首里城の登城ルートで、歓会門の先にある2番目の門が瑞泉門(ずいせんもん)で、石造のアーチを設けない楼門形式の門。その名の通り「めでたい泉」といわれる湧水「龍樋」(りゅうひ)が門前にあるため瑞泉門の名がついたもの。俗に「樋…
琉球王国時代最大の建造物が首里城の正殿(せいでん)で国殿、百浦添御殿(ももうらそえうどぅん)、唐玻豊(からはふう)とも呼ばれた建物。この建物が琉球王国の浦々までを支配する王国の象徴として君臨していました。創建年は不明です…
首里城の城郭内部に入る最初の門が勧会門(かんかいもん)。門の左右にはシーサー(獅子=悪霊を追い払う魔除け)が配され門を守っています。第3代の尚真(しょうしん)王時代(1477~1526年)には琉球王国の中央集権化が進みま…
首里城第4の門が広福門(こうふくもん)。漏刻門(ろうこくもん)の東側に建ち、別名「長御門(ながうじょう)」と呼ばれた門。広福(こうふく)とは、「福を行き渡らせる」という意味。門前は展望スポットでもあり、龍潭の池、沖縄県立…
瑞泉門の先にある首里城第3の門が漏刻門(ろうこくもん)。駕籠(かご)の使用が許可された琉球王国の高官が国王に敬意を払うために駕籠を下乗した場所がここで、「かご居せ御門(うじょう)」とも呼ばれた場所です。創建は15世紀頃と…
首里城の正殿(せいでん)の前にある御庭(うなー)に入る最後の門が、首里城・奉神門。神を奉じる(敬う)という意味を持っている門です。1562年に「石造欄干完成」という記録があることから、奉神門の創建はそれ以前ということがわ…
今帰仁城(なきじんじょう/なきじんぐすく)は、平成12年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたグスクのひとつで沖縄本島北部の本部半島、今帰仁村(なきじんそん)にある中世の城。琉球が中山に統一…