那智の滝
華厳滝、袋田の滝とともに日本三名瀑のひとつ、そして日本の滝百選に数えられる那智の滝。那智大滝として国の名勝にもなっています。落差133m、幅13m、滝壺の深さ10mの大滝で、平安時代以降、聖地として知られ、滝自体が熊野那…
華厳滝、袋田の滝とともに日本三名瀑のひとつ、そして日本の滝百選に数えられる那智の滝。那智大滝として国の名勝にもなっています。落差133m、幅13m、滝壺の深さ10mの大滝で、平安時代以降、聖地として知られ、滝自体が熊野那…
串本町の東北端の海岸から大島に向かって延長850m、柱状に大小40余りの奇岩が一直線に並んでいるのが橋杭岩(はしくいいわ)。あたかも橋の杭を打ったようなさまからその名があり、弘法大師(空海)と天邪鬼(あまのじゃく)が紀伊…
南紀白浜を代表する景勝地のひとつ。太平洋に突き出た瀬戸崎一帯に広がる、巨大な岩盤のテラスが千畳敷。第三紀層の柔らかいスロープ性の砂岩が波蝕され、徐々に沈降していく過程で、折り重なるように何層もの階段状になったもの。これが…
周囲26kmという紀伊大島でいちばん迫力ある景観を有するのが、樫野埼灯台(かしのざきとうだい)の建つ樫野崎から鷹ノ巣台地にかけての海金剛。海に垂直に落ち込む約40mもの海食崖に囲まれた海岸線の沖に、海面から突き出たピラミ…
白浜の西端に広がる延長2kmの海食崖で、新第三紀層の厚い砂岩の地層(田辺層群)が波の侵食を受けて隆起し、50mもの断崖となったもの。ここにはその昔、漁師たちが行き交う船や魚群を見張った「見壇(みだん)」があり、地名は見壇…
白浜北西の海岸沖に浮かぶ南北130m、東西35mほどの小島。正式には高嶋といいますが、島の真ん中にぽっかりと開いた円形のトンネル(海蝕洞)があり、明治の漢学者・津田東巌(つだとうがん)が、海に沈む月に見立てたことから「円…
羅臼峠近くの幌萌にあるオンコの森。公園とはいうものの下草を刈る程度の自然公園で鹿や熊も出没。4.5haの園地に樹齢数百年というオンコ(イチイ)の大木が茂っています。周辺では先住民族の遺跡も見つかっていますが、公園ともども…
本州最南端の潮岬。国土地理院の地図を見ると、正確には潮岬という突端はなく、潮岬灯台が建つのは御崎(みさき)、そして芝生が広がる潮岬南端の台地の先に位置するのがクレ崎で、ここが真の本州最南端。
紀伊大島の東端、樫野崎(かしのざき)に建つブラントン設計の日本最初の石造灯台が樫野埼灯台。1866(慶応2)年、イギリス、フランス、オランダ、アメリカと結んだ江戸条約で設置が約束された8ヶ所(観音埼、野島埼、樫野埼、神子…
徳川幕府が1866(慶応2)年5月に、アメリカ、イギリス、フランス、オランダの4ヶ国と結んだ江戸条約(改税条約)で設置が決定した8灯台(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊王島、佐多岬、潮岬)のうちのひとつが潮岬灯…
北陸新幹線糸魚川駅高架下に建設した「糸魚川世界ジオパーク」のガイダンス施設が「ジオステーション ジオパル」。かといって堅苦しい施設ではなく、ジオパーク観光インフォメーションセンター、かつて大糸線で活躍したディーゼルカーを…
北方領土の国後島(くなしりとう)を眼前にする北海道・羅臼町。根室海峡に、シャチの大群が出没しています。毎年、初夏には根室海峡にシャチの大群がやって来ます。世界自然遺産に登録される海域は、この季節、プランクトンが爆発的に増…
知床国立公園の根室海峡側、羅臼にある環境省のビジターセンター。知床半島は、ウトロ側と羅臼側では自然風土が大きく異なります。世界遺産に登録された「流氷がもたらす生態系」は、国後島と知床半島に挟まれた根室海峡に春先に流氷が留…
風蓮湖(ふうれんこ)とオホーツク海を分けるように続く約8kmにわたる砂洲が、春国岱(しゅんくにたい)。風蓮湖とともにラムサール条約登録湿地となっています。車侵入禁止なので、野鳥の楽園となっており、その数はおよそ260種。…
風化の進む野付半島の奇観トドワラですが、野付半島の本当の良さは、レストハウスから先の半島先端部にあります。昭和28年初点灯の野付埼灯台のある竜神崎原生花園や、観光船の着く一本松原生花園まで足をのばせば、プリミティブな自然…
根室海峡は夏にはマッコウクジラも姿を見せるが、運が良ければ陸地からもクジラの潮吹きを視認することができます。クジラの見える丘公園は羅臼灯台近くの断崖の上に平成19年に築かれた展望台。羅臼市外から相泊方面に道道を走り、材木…
全長約26kmと日本最大の砂嘴である野付半島の先端部、トドワラへの遊歩道入口に位置するビジターセンターが「野付半島ネイチャーセンター」。野付半島は、野付風蓮北海道立自然公園、ラムサール条約、そして「野付半島と打瀬舟」とし…
全長28kmの砂嘴(さし)の半島が野付半島。トドワラ入口の野付半島ネイチャーセンターまで長く伸びる砂嘴(さし)に道道950号(野付風蓮公園線)が通じています。トドワラは、地盤沈降になどによる海水の浸食と潮風で、トドマツ林…