御墓山古墳
三重県伊賀市にある5世紀頃(古墳時代中期)築造と推測される前方後円墳が御墓山古墳(みはかやまこふん)。墳丘長188mは、三重県一はもちろん、東海・北陸地方では最大の規模を誇っています。仁徳天皇陵(大山古墳)、応神天皇陵(…
三重県伊賀市にある5世紀頃(古墳時代中期)築造と推測される前方後円墳が御墓山古墳(みはかやまこふん)。墳丘長188mは、三重県一はもちろん、東海・北陸地方では最大の規模を誇っています。仁徳天皇陵(大山古墳)、応神天皇陵(…
伊賀市にある伊賀国分寺跡の東200mほどのところにあるのが、長楽山廃寺跡(ちょうらくさんはいじあと)。長楽山は寺号ではなく、一帯の地名。つまり長楽山地区にある廃寺という意味です。この古代にあった寺が実は聖武天皇の詔(みこ…
社伝によれば、斉明天皇4年(658年)に創建の古社が三重県伊賀市一之宮に鎮座する敢國神社(あえくにじんじゃ)。伊賀国の一之宮で、伊賀の国の阿拝(あえ)郡に住んだ阿拝氏の祖神である大彦命(おおひこみこと)、古代に伊賀を拓い…
天平13年(741年)、聖武天皇の詔(みことのり)で全国に造られた国分寺(金光明四天王護国之寺)のひとつが伊賀市にある伊賀国分寺。伊賀国分寺跡は、伊賀市街地の東方、名阪国道に隣接していますが、立体交差(高規格道路)のため…
三重県埋蔵文化財センターと上野市教育委員会(当時/現在、上野市は伊賀市に)による発掘調査で判明した古代・伊賀国の政庁、伊賀国庁跡。木津川の支流、柘植(つげ)川右岸の段丘上に位置しています。政庁跡は東西、南北ともに41mの…
三重県松阪市宝塚町・光町にある古墳で、墳丘長は111mという伊勢地方最大の前方後円墳である宝塚1号墳、その北にある帆立貝形古墳の宝塚2号墳の2基で構成されるのが宝塚古墳。一帯は国の史跡に指定されています。かつて周囲には9…
三重県桑名市にある聖徳太子開山の伝説のある古刹が大福田寺(だいふくでんじ)。天武天皇、持統天皇、さらには聖武天皇の行幸を受け、伊勢神宮の神宮寺として大神宮寺と号していたという名刹です。祀られる桑名聖天は、東京都台東区の本…
寺伝によれば、神亀3年(726年)、加賀・白山の開山で有名な泰澄(たいちょう=奈良時代の修験道の僧)が草庵を築いたのが始まりという古刹が、三重県鈴鹿市の石薬師寺。弘仁3年(812年)空海(弘法大師)が、巨石に薬師如来を刻…
三重県鈴鹿市にある御曹司社(大木神社の末社)にあるヤマザクラの変種が石薬師の蒲桜。三重県の天然記念物に指定される樹齢800年ともいわれる巨桜ですが(樹齢は定かでありません)、2つの株に分かれて少し樹勢の衰えを感じさせます…
『日本書紀』に伊奘冉尊(いざなみのみこと)が火の神である軻遇突智(かぐつち)をお産した時、焼かれて死亡し、紀伊国の熊野の有馬に埋葬されたという記述があり、産田(うぶた)というのは軻遇突智の生まれた地と伝えられています。産…
熊野市丸山地区にある棚田が丸山千枚田。白倉山(標高736m)の南西斜面、高低差100mの間に小さな棚田が1300枚以上もつくられ日本有数の規模を誇る棚田となっています。1601(慶長6)年の検地では丸山地区には、2200…
神宮の内宮(ないくう)脇を流れる五十鈴川(いすずがわ)の河口が二見浦。その沖にあるのが日の出の名所として有名で伊勢のシンボル的存在の夫婦岩(めおといわ)です。実はこの夫婦岩、江戸時代には文人のあこがれの場所でもあり、あの…
鈴鹿山脈の主峰でもっとも人気の高い御在所岳(1212m/正式な山名は御在所山)に架かる三重交通の運行する御在所ロープウエイ。湯の山温泉にある湯の山温泉駅(標高400m)と山頂の山上公園駅(標高1180m)を15分ほどで結…
三重県大台町を流れる宮川上流、黒部峡谷(富山県)、清津峡(新潟県)と並んで「日本三大峡谷」に数えられる大杉谷にかかる巨大な滝が七ツ釜滝。ユネスコが認定する「生物圏保存地域(Biosphere Reserve)」である「大…
赤目四十八滝を代表する赤目五瀑(渓谷入口から順に不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝)のひとつに数えられる落差8mの滝。岩を挟んで2つの流れとなって落下する様が荷を担っているような姿ということでその名が付きました。渓谷…
赤目四十八滝を代表する赤目五瀑(渓谷入口から順に不動滝、千手滝、布曳滝、荷担滝、琵琶滝)のひとつに数えられる落差15m、幅4mの滝。岩盤を伝ってあたかも千の流れがあることが名の由来とも、千手観音にちなんで命名されたともい…
奈良と三重の県境を流れる滝川の上流に約4kmにわたって続く渓谷が赤目四十八滝。室生赤目青山国定公園の中心に位置する瀑布群で、「日本の滝百選」、「森林浴の森百選」、「遊歩百選」に選定されています。「赤目五瀑」として有名なの…
熊野市紀和町にある「日本の滝百選」、「日本の森滝渚百選」に選ばれた名瀑。熊野川支流の楊枝川源流にかかる熊野花崗岩の岩盤を削り取ってできた滝は、4段になって流れ落ち、落差は上から12m、3.5m、7.7m、29.1m。白布…