小西萬金丹

俗に「越中富山の反魂丹（はんごんたん）、鼻くそまるめて萬金丹（まんきんたん）」と謳われる、伊勢参りを受け入れ、さらに全国にPRした御師（おんし）が広めた伊勢参りの土産の定番が「萬金丹」。漢方の阿仙薬（あせんやく）などを調合した漢方薬で、胃腸に良いと喧伝（けんでん）されてきました。小西萬金丹はその「萬金丹」を今も販売。

江戸期の建物の雰囲気を残す小西萬金丹

「子供の頃、よく、鼻くそ丸めて・・・」とからかわれましたと苦笑いするのが16代目当主の小西清香さん。
どうやら「薬草まるめて」が本当のようなのですが、この鼻くそは、インパクトもあり、富山の反魂丹と並んで、全国区の薬に発展しました。

外宮近くに建つ「小西萬金丹」の現在の建物は明治初めに江戸期の建物のそのままに再建されたもの。
通常の民家のような建物ですが、「萬金丹」も販売しています。