福井県民に愛される「谷口屋のおあげ」【福井県坂井市】

谷口屋のおあげ

日本最古の天守閣を誇る城下町・丸岡(福井県坂井市丸岡)の「谷口屋」は大正14年創業の高級豆腐の老舗です。創業以来変わらない伝統の製法で作られた「谷口屋のおあげ」は、まずはその大きさと美味しさに驚かされます。テレビでも紹介され話題になりました。巨大な油あげ「谷口屋のおあげ」は縦横約14cm。

1枚あたり約1時間かけてじっくり揚げる!

厚みも4cm以上なので厚揚げ? いえ、正真正銘の油揚げです。
くどいようですが、伝統の技を受け継いだ「揚げ師」と呼ばれる熟練の職人が、1枚あたり約1時間かけて、揚がり具合をみながら100回以上も手作業でひっくり返し、じっくりと揚げている油あげなのです。

実際に包丁で切ってみると切り口はフランスパンのように。
実は、この見事な切り口が生まれるのも、熟練の職人技がなせるものだったのです。

さらに、大きさだけでなく、美味しさにも折り紙付き。
なぜなら、美味しい油揚げを作るためにこだわりぬいた材料や素材を使っているから。

厳選された豆は国産大豆(フクユタカ、福井産エンレイ)、にがりは越前の海で夏場に採取された天然にがりを貯蔵し、ひと冬越させた「越冬にがり」のみ。
水は、霊峰白山の伏流水を地下50mから汲み上げる白山禅定の清水(はくさんぜんしょうのせいすい)」。
揚げ油はカナダのオーガニックアイランドとも呼ばれる「プリンスエドワード島(PEI)」で栽培された菜種油。
と、まあ、徹底したこだわりです。

福井県の「アンテナショップふくい291」(東京都港区南青山5丁目)に隣接する「ふくい、望洋楼」では写真にあるようにシンプルにグリルで焼いて提供しています。

「谷口屋のおあげ」を袋から出して、そのまま食べても美味しいですが、フライパンで油を引かずに焦げ目が付くまで焼いて味わえば、外はカリカリ中がしっとりの「揚げステーキ」のできあがり。
薬味をのせて醤油やポン酢で、どうぞ!

谷口屋のおあげ
「ふくい、望洋楼」ではグリルで焼いています

「揚げ入り卵かけご飯」も絶品!

DMOさかい観光局に教えてもらった地元での食べ方は、「炊きたてのご飯に刻んだ油揚げ、生卵をのせ、醤油や薬味で食べる揚げ入り卵かけご飯。これが絶品なんです」。

DMOさかい観光局によれば、谷口屋は、福井県と石川県の県境、旧竹田村(坂井市丸岡竹田)という山に囲まれた自然豊かな地域にあり、福井県はもともと親鸞聖人の教えを今に伝える地で、先祖を偲ぶ「報恩講」の昼食のメニューにも欠かせなかったのがこの油揚げとのこと。
お盆や正月、冠婚葬祭時にだけ作るご馳走メニューとして油揚げ文化が根付いたのです。

日本一豆腐づくりが盛ん(豆腐類を作る事業所数・人工10万人当たり4.84箇所)な福井県は、「男女ともにトップクラスの長寿県」でもあるので、油揚げが長寿に一役買っているのかも知れません。

谷口屋のオンラインショップから購入できるほか、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場でも取り扱っている店舗があります。

谷口屋
名称 谷口屋/たにぐちや
所在地 福井県坂井市丸岡町上竹田37-26-1
関連HP 谷口屋公式ホームページ
ドライブで 北陸自動車道福井北ICから約13km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 谷口屋 TEL:0120-58-2202/FAX:0776-67-2202
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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