雲洞庵
新潟県南魚沼市、金城山の麓にある曹洞宗の名刹が雲洞庵(うんとうあん)。もとは養老元年(717年)に藤原北家により開かれた律宗の尼寺が起源と伝わる古刹です。その後衰退したが、永享元年(1429年)、関東管領・上杉憲実(うえ…
新潟県南魚沼市、金城山の麓にある曹洞宗の名刹が雲洞庵(うんとうあん)。もとは養老元年(717年)に藤原北家により開かれた律宗の尼寺が起源と伝わる古刹です。その後衰退したが、永享元年(1429年)、関東管領・上杉憲実(うえ…
古くから山岳信仰で知られる霊峰、八海山の麓、城内口(登山口)に鎮座する八海神社。その八海神社参道の約440mにわたって生い茂る約256本の老木が八海山杉並木です。実はこの杉並木、もともとは実利的な理由で植えられたもの。天…
木曽御嶽信仰(きそおんたけしんこう)の霊山で、越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山の一座である八海山(はっかいさん)の山麓に鎮座する神社が八海神社(山口八海神社)。八海山への登拝口のひとつ南魚沼市山口の城内口に建ち、明治以…
雪国の生活を細かく記録した『北越雪譜』(ほくえつせっぷ)の著者、鈴木牧之(すずきぼくし)は、明和7年(1770年)、越後国魚沼郡塩沢(現在の南魚沼市塩沢)に生誕。その記念館が上越線塩沢駅に近い塩沢の中心街に建っています。
六日町市街から八海山ロープウェーへ向かう途中に建つ、高田(現・上越市)出身の洋画家・富岡惣一郎(とみおかそういちろう)の作品、約500点を収蔵展示する美術館がトミオカホワイト美術館。刀鍛冶に特注した長大ペインティングナイ…
越後湯沢温泉の下宿(しもしゅく)にある下湯沢共同浴場で、川端康成の小説『雪国』の主人公・駒子にちなんだネーミングとあって、風情も満点。湯沢の共同浴場のなかでは駐車場が広い方なのでスキーなどの観光帰りに立ち寄るのも便利です…
大正時代から昭和初期に木炭利用のため松之山の松口丘陵のブナの巨木は皆伐されてしまいましたが、伐採された年に木の実を実らせたため、奇跡的にブナ林は二次林として再生され美しいブナ林が甦っています。樹齢90年ほどの若々しいブナ…
新潟県南魚沼市の国道17号(三国街道)沿いにある道の駅。新鮮野菜、本場・魚沼産コシヒカリが直売される「四季味わい館」、南魚沼産コシヒカリを地元食材とともに味わう「ちゃわんめし たっぽ家」があるほか、併設の今泉記念館は、1…
建永2年(1207年)2月、後鳥羽上皇の怒りに触れ、越後国府(現在の新潟県上越市)に配流の身となった浄土真宗の宗祖・親鸞聖人が上陸した地が、上越市の居多ヶ浜(こたがはま)。建暦元年(1211年)11月17日、流罪より5年…
かつて越後国の国府があったという上越市にある浄土真宗浄興寺派の本山が浄興寺で、開山は親鸞(しんらん)。師匠・法然(ほうねん)の法難により、越後の国府(竹之内草庵=現在の五智国分寺)に流された親鸞は、赦免後、常陸国(茨城県…
新潟県上越市五智にある越後国一の宮となる古社が居多神社(こたじんじゃ)。上越市は越後国の国府があった地で、越後国府に流罪となった親鸞も居多神社に最初に参拝したと伝えられています。居多神社は「気多神」を祀る神社と推測され、…
天平13年(741年)に聖武天皇が仏教による国家鎮護のために諸国ごとに建立された国分寺ですが、越後の国分寺の位置はいまだに解明されていません。越後国の国府は、頸城郡(くびきぐん)にあったとされ、現在の上越市国府地区にあっ…
小説家、評論家、随筆家の坂口安吾(さかぐちあんご)は、明治39年10月20日、新潟県新潟市西大畑通28番戸(現・中央区西大畑町579)に生誕。坂口家はもともとは大富豪でしたが、明治以降に没落。それでも父は衆議院議員という…
2月第1土・日曜に、上越市の金谷山スキー場、高田本町商店街などを会場に『レルヒ祭』が行なわれます。明治44年、オーストリアの軍人レルヒ少佐が日本に初めてスキー術を伝えた日本スキー発祥の地「金谷山」でその歴史と伝統を全国に…
良寛が1831(天保2)年、74歳で息をひきとるまでの晩年の4年間、身を寄せたのが島崎村(現・長岡市島崎)「能登屋」の主人・木村元右衛門の邸宅。良寛と貞心尼が出会った場所もこの木村家です。良寛が住んだ木小屋は今は失われ、…
良寛が1831(天保2)年、74歳で息をひきとるまでの4年間、身を寄せていたのが越後・長岡の木村家。その木村家の菩提寺が隆泉寺で、ともに加賀がルーツなのだとか。良寛の墓は、良寛の三回忌に木村家の願いで建立されたもの。
1758(宝暦8)年、出雲崎(いずもざき)の名主・橘屋(山本家)の長男として生まれた良寛。江戸時代名主を務めた橘屋は、石井神社の神職も兼ねた名家。国道402号沿いにある良寛堂は、この生家橘屋の屋敷跡に建つ小さなお堂で、往…
越後・出雲崎(いずもざき)出身の禅僧、良寛の生誕200年を記念して故郷である新潟県出雲崎町に建てられたのが良寛記念館。館内には、和歌、俳句にすぐれ、書家としての顔をもつ良寛の遺墨、遺品が展示されており、人間良寛の全貌がわ…