今成漬物店

今成漬物店

南魚沼市の六日町市街に店を構える今成漬物店。京町家のような細長い建物で、店の背後が加工場。その加工場で清酒「八海山」を醸す八海醸造の純米吟醸の酒粕を使い、地元契約農家でつくるきゅうり、なす、錦糸瓜、越瓜などの野菜を使って自慢の粕漬け「山家漬」をつくっています。知る人ぞ知る名店ですが、最近、注目度もアップしています。

「山家漬」の名は歌人・會津八一の命名

今成漬物店
今成漬物店

「山家漬」の名は、新潟市名誉市民でもある歌人・會津八一(あいづやいち)が、西行の『山家集』にちなんで命名。
初代の今成隼一郎氏と會津八一が旧制新潟中学校(現・新潟県立新潟高等学校)時代の親友(隼一郎氏が一年後輩、俳友)だった縁で、値付け親に。

今成隼一郎氏は、大源太(旭原地区/現・湯沢町)に農地を開拓し、そこで収穫された野菜の活用方法として、「山家漬」を生み出したのです。

酒粕は半年ほど寝かして熟成。
素材の野菜や山菜は、まず塩漬け=生漬け(きづけ)、その後、酒粕に漬け込むのですが、この漬け込みも生漬け、中漬け、本漬けと、粕床を変えて3度漬けかえるという、手間ひまかけて、ようやくできあがります。
最短でも3ヶ月以上は漬け込むのだとか。
「3回漬けかえることで、酒粕の風味がしっとりとなじむんです」と当主となる3代目・今成正子さんの解説。

もちろん、化学調味料や保存料などの添加物も一切使っていません。
ネットでの販売もなく、店を直接訪ねるか、どうしてもという場合には「電話で注文を」とのこと。
すべて手作業という昔ながらの粕漬けゆえに、生産量も少ないので、手広く販売することは不可能なんだとか。

ちなみに包装紙の素敵な「山家漬」の字は、會津八一の揮毫です。

今成漬物店

「山家漬」の字は、會津八一の揮毫

今成漬物店

当主の今成正子さん

 

今成漬物店 DATA

名称 今成漬物店/いまなりつけものてん
所在地 新潟県南魚沼市六日町1850-1
電車・バスで JR・北越急行ほくほく線六日町駅から徒歩8分
ドライブで 関越自動車道六日町ICから約2.8km
問い合わせ TEL:025-772-2015
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

【南魚沼・十日町取材レポート】No.9 今成漬物店

2018.05.22
 

 

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