旧小川忠次郎商店(忠次郎蔵)
埼玉県行田市、行田の足袋産業全盛期を象徴する建物のひとつが旧小川忠次郎商店。現在、そば店「忠次郎蔵」として再生される店蔵は、行田市内では5棟だけとなった、本格的な蔵造りの店舗で、国の登録有形文化財。大正13年頃に建築工事…
埼玉県行田市、行田の足袋産業全盛期を象徴する建物のひとつが旧小川忠次郎商店。現在、そば店「忠次郎蔵」として再生される店蔵は、行田市内では5棟だけとなった、本格的な蔵造りの店舗で、国の登録有形文化財。大正13年頃に建築工事…
埼玉県秩父市、秩父湖上流を流れる荒川支流・大除沢に懸かる落差50m(3段)の巨瀑が大除沢不動滝(おおよけさわふどうたき/現地の表示は不動滝)。滝の前に巨大なトチノキが茂り、神々しささえ漂いますが、かつては修験者の滝行の地…
埼玉県秩父郡皆野町、札所34番の水潜寺近くに落ちる落差12mの滝が秩父華厳の滝(ちちぶけごんのたき)。秩父帯の硬い赤色の岩石(チャート)に懸かる美しい直瀑で、その姿が日光の華厳滝に似ているのが名の由来です。上空滝(かみそ…
宮崎県都城市、早水神社の北東500mにある史跡が祝吉御所跡(島津氏発祥の地)。文治元年(1185年)、鎌倉幕府御家人の惟宗忠久(これむねただひさ)は、源頼朝からこの地の荘園「島津の荘」の下司職(げすしき)に任命され、この…
長崎県長崎市浜町(はまのまち)にある浜町アーケードは、長崎一の繁華街。「浜んまち商店街」の総称で親しまれる長崎浜市商店街ですが、実は、国道324号の旧道扱い。南側に並走する路面電車の走る春雨通りが国道の新道ですが、浜町ア…
宮崎県延岡市、延岡駅から徒歩15分の位置に建つのが今山大師。天保10年(1839年)、疫病対策で延岡城下の大師信仰の信徒たちが高野山金剛峰寺(こんごうぶじ)から本尊となる弘法大師像を勧請して大師庵を創建したものがルーツで…
宮崎県小林市東方にある奇岩が陰陽石。高さ17.5mの男石(陽石)、周囲5.5m女石(陰石)があるので夫婦岩とも呼ばれています。子宝の神、生産の神として信仰され、例年秋分の日に『陰陽石祭り』を実施。加久藤火砕流堆積物が造り…
宮崎県串間市、草原に野生の御崎馬(みさきうま)が遊ぶ都井岬の最南端、断崖の中腹に白い鳥居と祠が建つ御崎神社(みさきじんじゃ)。創建は和銅元年(708年)と伝わる古社で、社殿の周囲には3000本ものソテツが自生し、ソテツ自…
宮崎県宮崎市北部の高台にある平和台公園。シンボルの平和の塔は、公園の中央にそびえる石柱で、高さ37m。塔の台座には、世界各地から集められた恒久平和の願いが刻まれ、その四隅には、荒御魂像(楯=武人像)、和御魂像(鏡・勾玉=…
宮崎県都城市と高原町との境界、高千穂峰(たかちほのみね)の東麓を走る国道223号沿いに位置する円形の火口湖、御池(みいけ)。高千穂峰の威容を湖面に映す御池は、標高305m、周囲4.3km、最大水深93.5m(火口湖として…
宮崎県都城市、霧島連山の南麓に広がる牧場が高千穂牧場。第1牧場だけで42haの面積を有する広大な牧場で、ジャージー牛を主体に、ガーンジー牛、ホルスタイン牛から採る原乳を利用した濃厚な味わいの牛乳など乳製品がとくに有名。動…
宮崎県宮崎市佐土原町にある平安時代後期の寛治7年(1093年)に創建したと伝わる古社が巨田神社(こたじんじゃ)。古くは巨田八幡と称し、宇佐神宮(大分県/神仏習合時代には弥勒寺が別当で、宇佐八幡宮弥勒寺)の荘園である田島荘…
宮崎県えびの市、白鳥温泉上湯(しらとりおんせんかみゆ)背後の山中にある、白鳥温泉の源泉地帯が白鳥温泉地獄。その名の通り、現在も噴気を上げる「地獄」で、近くには天然の蒸気を利用した蒸し風呂なども用意されています。白鳥温泉上…
宮崎県えびの市にある白鳥温泉上湯は、征韓論に敗れた西郷隆盛が湯治に訪れ、明治7年7月〜10月の間逗留。加久藤カルデラを起源とする加久藤盆地を眺望する宮崎県道30号線えびの高原小田線・霧島バードライ沿いにある道の泉白鳥には…
熊本県宇土市にある有明海の海中へと続く海中道路が長部田海床路(ながべたかいしょうろ)。干潮時だけに現れる海に続く漁業用道路で、満潮時には1kmほど続く道路に並走する24本の電柱と電線だけが海中に残されます。晴れていれば対…
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際の巨大な軍事基地・名護屋城(佐賀県唐津市)には、おびただしい数の諸大名の陣屋が存在。地元で「越後陣」と呼ばれた米納戸(ヨノド)近くにあるのが上杉景勝陣跡。上杉景勝は、豊臣政権の重臣・五大老の一人で、…
築城の達人・加藤清正を筆頭に、諸将の普請によって築かれた名護屋城(佐賀県唐津市)。標高89mの山頂部分には5層7階、高さ25~30mの天守を有した本丸があり、22m×18mの天守台の跡からは、巨大な礎石列や穴蔵が発掘、周…
佐賀県嬉野市、嬉野温泉近くにある堆積岩を貫く溶岩流により生じた段差部分に懸かる落差11mの滝が轟の滝(とどろきのたき)。九州のマッターホルンと呼ばれる虚空蔵山を生んだ火山活動で流れ出た溶岩流の末端。塩田川、岩屋川内川(い…